2018.9.13>gooニュース>ローカル>速報>毎日新聞>朝刊>P24
【天満屋グループ「山陽セフティ」の賃金未払い訴訟 請求額約2,400万円支払いで和解 地裁/岡山】
天満屋グループの警備会社「山陽セフティ」(岡山市北区)の元社員ら7人が、会社側に未払い賃金約2400万円の支払いを求めた訴訟が12日、岡山地裁で和解した。会社側が請求額と同額を支払うとの内容。
訴状によると、元社員らは2015年1月~17年2月、山陽セフティに正社員の警備員として勤務。
夜間の仮眠時間も緊急時の出動に備えて車両などで待機していたが、車両待機手当(月7500円)や緊急出動手当(深夜勤務1回につき700円)などが支払われるだけだった。
元社員らは「仮眠時間も会社の指揮命令下にあるため労働基準法上の労働時間に当たり、賃金が発生する」と主張。
ある元社員の場合は時間外労働時間が月平均172時間だったのに、月55~96時間分の賃金が未払いになっているとし、支払いを求めて17年4月に岡山地裁に提訴した。これに対し、会社側は争う姿勢を示していた。
和解について、山陽セフティの代理人弁護士は「一切コメントしない」としている。(毎日新聞)