風呂から上がると、素っ裸の兄がベランダに出て外を眺めていた。
ちょっと!兄さん! 服くらい着なよ!
「おおミサオ、おまえもそのまま出てこいよ 風が気持ちいいぞ
人の目なんか気にしなくていい 向かいの家も隣ん家も空き家になっちまってるからな」
そうだった。 お向かいは去年一人で住んでたおばあちゃんが亡くなって
お隣もやはり一人暮らししていたおじいちゃんは特養に入られたと聞いてたっけ。
「兄さんもこのままだと、いずれそうなるよね」
「そんな先のことなんか考えたくねえな 仮にそうなるなら、
それこそ今を目一杯楽しんでおかないとな」
ベランダに置きっぱなしのチェアに腰かけた兄の股間が早くも盛り上がってる。