今でも私の自室となっている部屋で私達は性愛を確かめる。
子供の頃と変わらない天井がリズミカルに揺れ、木目模様が激しく乱れ舞う。
「…はぁ はぁ… ミサオ… おまえのからだ… 十年以上…抱いてるのに
ほんと…飽きねえな…」
それはそうだろう。 ほんの子供だったころから発育変化してしいく肢体を
年齢毎に其々隅々まで賞味され、その都度新鮮な興奮を与えてきたはずだ。
そして、二十二歳の立派に育ちきったこの肉体。
咲き誇って色香匂い立つ妹の体を兄はしきりに堪能する。
いまや巨大と形容できるほど実った乳房を、まるで自分が育てた
果実であるかのようにむしゃぶりついた。