店に入ると大学生くらいの男性店員がカウンターにいた。
「いらっしゃいませ …て、なんやヒトミかいな ん?そっちは誰や? 彼氏か?
…いや、ちゃうな もしかして、前々から話してた噂の弟くんか」
「ええ!? なんでわかったん? 全然うちら似てへんのに」
「自分、鏡見たこと無いんか? クローンかちゅうくらいそっくりやんか」
彼の名はリョウスケという、僕の六歳年上でねえちゃんの兄だという。
え…? 兄? 初耳だ、そんなの。
店に入ると大学生くらいの男性店員がカウンターにいた。
「いらっしゃいませ …て、なんやヒトミかいな ん?そっちは誰や? 彼氏か?
…いや、ちゃうな もしかして、前々から話してた噂の弟くんか」
「ええ!? なんでわかったん? 全然うちら似てへんのに」
「自分、鏡見たこと無いんか? クローンかちゅうくらいそっくりやんか」
彼の名はリョウスケという、僕の六歳年上でねえちゃんの兄だという。
え…? 兄? 初耳だ、そんなの。