高校生の頃、その親友はガチヲタで地元の幼馴染でほぼ毎日喋るような関係だったから「絶対に言うなよ、男の約束だからな」って名目のもと俺の性癖やら下衆な趣味やらを学生の頃密かに打ち明けてた
俺は人前ではヲタに理解のある中立気取っててオタク趣味がバレることは死活問題だったから
でもヲタ趣味を叩いたりすることは俺もオタクの端くれだから絶対にしなかった、人前で過激な話題が始まると寝た振りとか興味ないですアピールして過ごしてたんだ
だから親友が当時俺の秘密を他の奴に話のダシにして喋ってたってことにすごいショックを受けた
しかも同時に陰口も相当叩いて騒いでたらしくてバッティングセンターのベンチで泣いた、吐き気を堪えて泣いた
親友は俺のことが嫌いだったのか、他の友人も俺の秘密を知ってて陰で笑ってたのか、リア充とか女子にも知られてたのか、なんで誰も教えてくれなかったんだ、って不安が溢れて涙になって止まらなかった
その友人は当時他のクラスで俺と親しくなかったのもあったし善人気取るのも恥ずかしいから言えなかった、昔の話だしってことで良心で教えてくれたらしくすごい勢いで謝ってきて帰りの運転は代わってくれて家まで帰った
風呂入って寝て起きたらようやく冷静になれたよ
思えば当時親友とは何故か段々と疎遠になって親友が卒業して東京行ったのだってそいつの親に会ったとき知ったくらいだったから兆候はあったのかもしれない
けど信じたくなかったね、でも真実なんだろうな
それが俺の高校生活が割と幸せからトラウマ級に変わった瞬間だった