ゴーヤチャンプルーについての話なんだけど、俺がゴーヤチャンプルーを初めて知ったのは小学校高学年の頃だった
テレビでたまたま見たゴーヤチャンプルーが美味しそうで中学1年生の夏休み、お小遣いを以てスーパーへ行きゴーヤを買ってきて家にある豚肉と玉子と一緒に炒めた
もちろんレシピを調べてからゴーヤのワタも取って作ったつもりだ
けれど作ったゴーヤチャンプルーは苦くて苦くて一口、二口、三口目でもう、これ以上食べれなくなりそれ以来ゴーヤを口にすることはなかった
けれど去年の夏、隣に住んでるオバサンから白いゴーヤとその種を貰った
オバサンにゴーヤが苦手と伝えるとワタの抜き方を丁寧に教えてくれた
オバサンに教わったとおり、スプーンでワタを親の仇のように削ぎ落とし、塩もみをしてすこし時間を置いた
塩を洗い流してゴーヤを1センチ幅に切ってゴーヤチャンプルーを作ってみるとそれはとても美味しくて俺はゴーヤが大好きになった
庭にゴーヤの種も埋めた
俺が育てたゴーヤは時期が悪かったらしく、うまく育たず食べることはできなかったが
ゴーヤが好きになった俺は今年こそゴーヤを埋めて美味しいゴーヤを育てるつもりだ
育ったゴーヤはゴーヤチャンプルーとゴーヤのキムチにするつもり