>>10
続き
つぎに、物理的な「真空」(量子的な)
と言っても俺も学部レベルなんでそんな詳しくはないが
これは「その空間のエネルギーが一番低い状態」
本題にはいるまえに、ちょっと捕捉
ポテンシャルについて
ポテンシャルってのは物理用語で、ようは「この位置に物体があると仮定したとき、どれくらいのエネルギーをその物体は持つか」を表した数字
ポテンシャルにはいくつか種類があって、重力のポテンシャル(物体にエネルギーを与える)とか電磁気的なポテンシャル(電子にエネルギーを与える)がある
たとえば重力のポテンシャルで考えてみる
まず、重力のポテンシャルってのは地面から離れるほど大きくなる(と言っても負の値なので、最大値は0)
そう考えると、ビルの屋上とビルの入り口付近のそれぞれに何かの物体があったとき、それらの物体のどちらがより大きなエネルギーを持つかというと、とうぜん屋上にある物体
以上がポテンシャルの説明
「空間のエネルギーが最低ってのが真空」って話に戻る
一見なにもない空間にもこのポテンシャルはある(それこそ、重力とか電磁気とかいろんなポテンシャル)
さらに、実は空間には目に見えないような粒子(あくまで物理学的なモデルだが)がひしめいているんだ
つまり、ポテンシャルがあって物体(粒子)があるわけだから、とうぜん空間はエネルギーを持つことになる
このときのエネルギーが一番小さいときのことを真空というらしいよ