うちでは金魚の餌をコーヒーの空き瓶に入れて取っておくんだ
俺はその日、なぜかテーブルの上に置かれていた金魚の餌をコーヒーと間違え、金魚の餌をカップに入れた
お湯を注いでも溶けないからおかしいと思ったところで間違いに気づいた
俺はむしゃくしゃしてねっぷにスレを立てたが、誰もレスをくれなかった
その時に思ったんだ
こんなねっぷは間違っている、人が工夫に工夫を重ねたスレを簡単に無視するなんてあってはならない
そして、俺がこのねっぷを変えてやると
それからというもの、俺はひとつひとつのレス、スレ立てに全身全霊を込めた
この行為にどれ程の効果があったのかはわからない
ただ、ねっぷがこれまでどのような経緯をたどり発展してきたかはお前らも知るところだろう
そして今日、俺はまたコーヒーと金魚の餌を間違えた
こんなことはもうたくさんだ
俺は今すごくむしゃくしゃしている
すぐさまねっぷにスレを立てようと思った
その時一瞬、また無視されるのではないか、レスがつかずに落ちるのではないか、と不安になった
だが俺は思い直した
ねっぷはもうあの頃のねっぷではないのだ
きっと、誰かがレスをしてくれる
俺に寄り添って同情するなり、笑い飛ばしてくれる奴がいるだろう
俺は満身に勇気がみなぎるのを感じた
これが信頼なのだと、この歳になってようやく理解した
お前らへの信頼を胸にこのスレを立てさせてもらう
コーヒーと金魚の餌を間違えた