十数年前、俺は学生だったんだが恥ずかしながらイジメにあっていた
それでも母ちゃんを悲しませない為に毎日学校には行っていたし授業にも出ていた
でも休み時間に遊べる友達も昼飯を一緒に食う友達も居ない俺は休み時間の度に旧校舎の美術室に忍び込んでた
旧校舎は教室がある棟とは離れていて10分休みに行くと長い時間の滞在はできないんだけどその日だけはある物が気になって授業をサボってしまったんだ
美術室には机がなくて代わりに絵を描く為の斜めの台?と言えばいいのかな、それと椅子が複数個並んでいたんだ
美術部には女しか居ないし選択授業で美術を選ぶのも女ばかりだからか、美術室はどことなくいい匂いがするんだがその日は違った
嗅いだことのある悪臭が何処かから漂っていた
何処からするのかわからないが馴染みのある臭い
チャイムがなっても美術室に来る人は居なかった
俺は授業をサボってその臭いの元を探す事にした
教室の後ろ側には用具を入れるロッカーがあったので俺は順番に開けることにした
何故かはわからないけど山本、と書かれたロッカーを開けると女物のパンツと茶色い物が入っていた
臭いはそこからしていた
茶色い物は固形でパンツの上に鎮座していた
茶色い物をパンツに載せたままの状態でそうつと持ち上げるとガタッと廊下から音がした
理由があれど授業をサボって女物のパンツを持っているんだ
誰かに見られていたらマズイと思い慌てて廊下の方を見ると女生徒が居た
隣のクラスの西村だ
俺はカッとなり西村に茶色い物を投げつけた、パンツごと投げつけた
そうすると西村はギャーッと叫び逃げていった
数分後、先生がやってきて俺がパンツを盗みウンコをした事にされて停学になった
それから学校には行っていない
あの茶色い物のせいで俺の人生はめちゃくちゃに壊れた
今でも山本と名乗る人物を見ると殺意と便意が湧くので、それが宅配員であっても妹の友達であってもウンコを投げつける事にしている