AGA（Androgenetic Alopecia）、男性型脱毛症の予防法5つ 頭皮へは適度な刺激が必要
2017.10.10 16:00
AGA対策を専門家が解説
友達と海や山でバカンスを楽しむ事が多い夏休みが終わり、頭皮へのケアを一休みしてもいいだろうと思いがちな季節。しかし、どんな季節であっても頭皮ケアは必要だ。そこで、AGA予防するために重要なことを、AGA予防のスペシャリストである元・皮膚科の医院長、次島二郎さんに聞いた。最新の研究の結果分かったAGA予防するために注意することは次の通り。
【1】オリーブオイル等の良質な油をたくさん摂る。
「AGAの方はよく勘違いしているのですが、油を控える必要はありません。しかし、ポテトチップスやピザの様な質の悪い油を摂っては頭皮の毛穴を詰まらせてしまいます、これこそがAGAの原因の一つとなります。しかし、良質な油の摂取をする事で体内の油分も良質になる為頭皮の毛穴詰まりも解消することができます。一日あたり大さじ6杯を目安に摂取してみてください。」（次島さん、以下同）
【2】頻繁に日光浴をし、紫外線を取り入れる。
「髪の生成に使われる主な成分であるセラミドは光合成をする事で知られている。なので日光浴をし紫外線を取り入れる事で髪の成長にも良いのです。ただし、紫外線は肌を傷つける為、頭皮にはたっぷりの日焼け止めクリームを塗り込んで行いましょう。」
【3】熱めのお湯で頭皮の汚れを洗い流す。
「従来、洗髪に適した温度は40度前後と言われていたが、最近の研究では43度以上の熱めのお湯で洗うことで、髪の成長を妨げる皮脂をきれいに洗い流す事ができると言われています。熱いのが苦手な方はやけど防止のため、少しずつ温度を上げて慣れていきましょう。」
【4】2週間に1回髪を抜く。
「植物を育てる際には間引きといって、密集した葉を切り落とし残った葉に栄養が行き届き立派な植物に成長させることがあります。人間も同じで、切れ毛等がある場合は他の毛穴の栄養を奪ってしまいますので弱い毛は抜いてください。一度抜いても頭皮ケアが万全であれば新たに毛が生えてくるので心配はありません」
【5】AGAの前兆に注意する。
「頭皮の様子をよく観察すると、髪が痩せ細っていたり、切れ毛になっているなどのAGAの前兆に気づく事ができます。前兆に気がつけた方は今回教えた事を実践して少しでも健康な髪を取り戻してください。また、少しでも頭皮について気になる事があれば皮膚科で相談をする事をおすすめします。」
※NEP総合誌「Neppers」2017年9月24・31日号掲載