ごらく部部室
京子「あーあ暇だなぁ」ゴロゴロ
結衣「そうだな」
ちなつ「結衣先輩!お茶どうぞ!」コトッ
結衣「ありがとうちなつちゃん」
あかり「あ、あかりおやつ買ってきたんだよぉ」ゴソゴソ
京子「マジ?食べたい食べたい!」ガバッ
キャッキャッ
コンコン
京子「なんだ?」
ちなつ「誰か来ましたね」
結衣「綾乃たちかな」
俺「失礼しまーす」ガラッ
京子(……誰?)
結衣(……男?)
ちなつ(……おっさんじゃん)
あかり(でもうちの制服着てる……)
ごらく部部室
京子「あーあ暇だなぁ」ゴロゴロ
結衣「そうだな」
ちなつ「結衣先輩!お茶どうぞ!」コトッ
結衣「ありがとうちなつちゃん」
あかり「あ、あかりおやつ買ってきたんだよぉ」ゴソゴソ
京子「マジ?食べたい食べたい!」ガバッ
キャッキャッ
コンコン
京子「なんだ?」
ちなつ「誰か来ましたね」
結衣「綾乃たちかな」
俺「失礼しまーす」ガラッ
京子(……誰?)
結衣(……男?)
ちなつ(……おっさんじゃん)
あかり(でもうちの制服着てる……)
俺「あの、ここごらく部ですよね?」
京子「そうだけど……」
俺「入部したいんですけど」
京子「!」
俺「いいですか?」
京子「もちろん!」
京子「おいみんな!新しい仲間だ!歓迎するぞ!」
あかり「わぁい新しいお友だちだ!」
俺「うへへ」
ちなつ「めずらしいですね、こんな時期に」
結衣「まあこっちに座って。何年生?」
俺「1年っす」
ちなつ「いっしょだ」
京子「ていうか名前は?」
俺「あ、俺は俺っす」
あかり「俺くんっていうんだぁ」
結衣「めずらしい名前だな」
京子「俺くんね。わたしはマライアだよ。こっちはマリリン。で、チーナにアッカリ~ン」
結衣「全然ちげぇし!」
ちなつ「チーナで~す」キャピッ
あかり「あかりだよぉ」ニコッ
結衣「わたしは結衣」
俺「うっす!よろしくっす!」
京子「しかし唐突だなぁ。なんでごらく部に来たの?」
俺「前の部活野球部だったんすけどいろいろあって辞めたんす。別の部活に入ろうかと思ってたんすけど、前からごらく部さんのことは知ってたんで入ろうかなと」
ちなつ「へぇ~」
結衣「まあ運動部は大変だろうからな」
あかり「ここはのんびりできるから大丈夫だよぉ」
俺「ごらく部って楽しそうっすよね。みなさんは今日はなにしてたんすか?」
結衣「えっ!えっと……」
京子「会議だよ」
俺「会議っすか!」
結衣「おい」
京子「そう。学校の運営に関わる重要なね」
俺「そんなことするんすか!」
京子「でも新入部員来たし、会議はやめだ」
結衣「そもそも会議なんてしてなかっただろ」
俺「ちょwwwしてないのwww」
ちなつ(うわぁなにこの人)
ちなつ「とりあえず歓迎会しないといけませんね」
結衣「そうだね」
あかり「わぁい歓迎会!あかり歓迎会大好き!」
ちなつ「わたしお茶いれます」
あかり「あ、おやつ食べていいよぉ」サッ
俺「あざっす!」
京子「じゃあわたしからも、はい」
結衣「お菓子の包み紙だろそれ」
ちなつ「お茶どうぞ」コトッ
俺「あざっす!」
京子「さぁて新入部員と仲良くなるために久々にこれやるかぁ!」ドン
結衣「その箱まだあったんだ」
ちなつ「だいぶボロボロですね」
あかり「あかりその箱には良い思い出ないよぉ」
ワイワイ
キーンコーンカーンコーン
結衣「あ、下校の時間だ」
京子「え~もう?」
あかり「楽しかったねぇ」
ちなつ「そうだね」
結衣「俺くんはどうだった?」
俺「うっす!楽しかったっす!」
結衣「そっか良かった。じゃあまた明日」
あかり「またね~」
俺「うっす!ありがとうございました!」
数日後
京子「ラムレーズン食べたい。俺ー、買ってきてー」
俺「うっす、京子姐さん」
結衣「ちょ、こら京子……」
俺「いえ、いいんです結衣姐さん。みなさんは何がいいっすか?」
ちなつ「じゃあわたしチョコ」
あかり「ええっと、あかりはバニラがいいな」
結衣「じゃ、じゃあわたしもバニラで」
俺「うっす。行ってくるっす」タタタ
京子「いやぁ俺は使えるなぁ。いい後輩だ」
結衣「後輩をパシりに使うなよ……」
ちなつ(結衣姐さんっていいな。わたしも今度呼んでみようかな)
あかり「あ、あかり俺くんのあだ名考えてみたよぉ」
結衣「へぇどんな?」
あかり「えへへ。オレリーナってどうかなぁ?」
京子「だっさ!」
ちなつ「かわいくない……」
結衣「それはちょっとどうかな……」
あかり「大不評!」ガーン
ちなつ「そもそも俺くんにはカタカナ似合わないよ」
結衣「そうだね」
京子「うんうん。なんか見た目50代って感じだし」
あかり「え~?」
俺「買ってきました!」
京子「お~でかした!」
俺「お安い御用っす」
結衣「いや、俺くん。嫌なら断っていいんだよ?」
俺「いえ!楽しいっすから!」
結衣「そ、そう......」
俺「ちなつちゃんとあかりちゃんもどうぞ!」
ちなつ「ありがとう」
あかり「わぁい」
京子「よしじゃあ今日はトランプでもするか」
俺「うっす!」
結衣「なにやる?」
京子「ババ抜き!」
生徒会室
向日葵「そういえば杉浦先輩」
綾乃「どうしたの?」
向日葵「最近ごらく部に新入部員が来たらしいですよ」
櫻子「あーそれお昼休みにあかりちゃんが言ってた」
綾乃「そうなの?」
櫻子「なんか老け顔の男らしいですよ」
綾乃「そんな報告、生徒会には来てないわね。これは問題だわ」
向日葵「え?でもごらく部って正式な部ではないし別にいいのでは......」
千歳「古谷さん、ええからええから」
向日葵「?」
綾乃「まったく歳納京子は......。千歳、行くわよ!」
千歳「はいはーい」
千歳(綾乃ちゃん、歳納さんに会いたいだけやん)
櫻子「なんか楽しそう!わたしたちも行こうぜ、向日葵!」
向日葵「え、ええ」
ごらく部部室
京子「んーババ抜き飽きたなあ」
あかり「うう......。結局一回も勝てなかったよぉ......」
俺「あかりちゃんwwwすぐ顔に出るしwww弱いwww」
結衣「俺くんはなかなか強いね」
俺「いえwww自分はまだまだっすwww」
ガラッ
綾乃「歳納京子!」
京子「あ、綾乃だ」
千歳「こんにちは~」
櫻子「あかりちゃん、ちなつちゃん!やっほー!」
あかり「あ、櫻子ちゃんと向日葵ちゃんだ。やっほー」
俺「うわっうわっなんすか」
綾乃「歳納京子!この人はいったい誰なの!」
京子「んー?新入部員だよ」
綾乃(この人が新入部員?たしかにずいぶん老けてるわね)
綾乃「また勝手なことをして!」
京子「えーいいじゃん別にぃ」
綾乃「よくない!」
千歳(綾乃ちゃんと歳納さんが会話しとる......)ダラダラ
結衣「ちょ、千歳!鼻血出てるぞ!」アタフタ
俺「なんなんすかもう」
櫻子「あかりちゃんたち何やってたの?」
あかり「ババ抜きだよぉ」
向日葵「トランプなんてしばらくやってませんわ」
ちなつ「じゃあいっしょにやる?」
ギャーギャー
綾乃「とにかく!勝手なことはしちゃだめよ!」
京子「うるさいなぁ」
京子「あっそうだ。せっかく来たんだし、トランプでもやっていかない?うち新入部員もいるし」
綾乃「わ、わたしたちは遊びに来たんじゃないの!」
千歳「まあまあええやん、ちょっとくらい」ダラダラ
結衣「鼻血!ティッシュティッシュ!」アタフタ
綾乃「......!」
綾乃「ま、まあ千歳がそう言うなら、少しだけ」
京子「いえーい!」
京子「じゃあみんなでトランプやろう!」
俺「今度はなにやるんすか?」
京子「んー、神経衰弱?」
あかり(神経衰弱なら......!)
ワイワイ
キーンコーンカーンコーン
綾乃「あ!もうこんな時間!?」
千歳「ちょっと遊びすぎたなぁ」
千歳「もう帰ろか」
向日葵「そうですね」
櫻子「ええ~」
向日葵「ええ~じゃありませんの。もう下校の時間なんですから」
櫻子「ちぇ~」
綾乃「ま、まあ今日はこのくらいにしておいてあげるわ」
櫻子「じゃあね」
京子「ばいばーい」
あかり「またね~」
結衣「わたしたちも帰ろうか」
ちなつ「そうですね」
俺「今日も楽しかったっす」
あかり「そうだねぇ」
俺の部屋
俺「いやぁごらく部は楽しいな」
俺「さて、2chでもやるかな」
カタカタ
俺「ちょwwwこのスレワロスwww」
カタカタ
俺「ん?何だこのスレ」
俺「『赤座あかりちゃんのチンコバッキバキでワロタwww』?」
俺「開いてみるか......」
俺「っ!こ、これは......!」
数日後、放課後
京子「ふぅ~。今日も暇だなあ」
ちなつ「そういえば、今日はあかりちゃん日直の仕事で少し遅れるそうです」
結衣「そうなんだ」
俺「あ、そうだ」
俺「みなさんこれ見てくださいよwww」
京子「ん?なになに?」
俺「この前ネットで見つけたんすけどwww」
結衣「どれどれ」
俺「これっすwww」
http://i.imgur.com/mjoidrl.jpg
京子「ぶはっ!なんだこれ!」
結衣「ぷっ!」
ちなつ「わたしも見たい!」ヒョイ
ちなつ「ぶふっ!」
俺「やばいっすよね!これ」
京子「あは!あはははは!」
ちなつ「あはははは!あかりちゃんすごいですね!」
結衣「ふっ......ふふっ」プルプル
俺「ほらほら!見てくださいよ!」
京子「ちょ、ちょっとやめて!あははははは!」
カラカラ
あかり「ごめんねぇ。遅れちゃったよぉ」
みんな「あははははは!」
あかり「あ、あれ?みんなどうしたの?」
ちなつ「い、いや別に.......!あはははは!」
京子「な、なんでもない、なんでもない!」
結衣「ぷっ......」プルプル
あかり「もう!あかりを仲間外れにしないでよぅ!」プンプン
俺「これっすwww」スッ
あかり「ん?」
みんな「あははははは!」
あかり「......」
あかり「あ、あはは......。みんなひどいよぉ」
結衣「ふふっ。ごめんごめん。ついな」
ちなつ「いまお茶入れるね」
俺「あかりちゃんっていいモノ持ってんすねwww」
京子「......ぷっ」
結衣「お、おい......やめろよ......」プルプル
あかり「あかりは女の子だよぅ」プンプン
ちなつ「はいあかりちゃん」コトッ
あかり「ありがとう」
俺「とんだチンポコガールっすねwww」
ちなつ「ぷっ」
あかり「も、もぅ......」
キーンコーンカーンコーン
結衣「あ、時間だ」
京子「あーじゃあ帰るか」
ちなつ「そうですね」
あかり「あーあ、今日は全然みんなとお話しできなかったよぉ」
俺「じゃあみなさんさよなら。......チンポコガールさんもwww」
京子「ぶはっ!」
結衣「......」プルプル
ちなつ「ぷっ」
あかり「じゃ、じゃあねぇ......」
あかり(みんないじわるだよぉ)
あかりの家
あかり「ただいまぁ.」
あかね「おかえりなさい」
あかり「あ、おねえちゃん」
あかね「今ごはんできるからね」
あかり「うん......」
ごらく部部室
あかり「それでねぇ......」
結衣「へぇ」
京子「そうなんだ」ゴロゴロ
ちなつ「ふふっ。大変だったね」
俺「こんにちはー」カラカラ
京子「お!そろったな。じゃあ始めるか」
結衣「別にすることないだろ」
ちなつ「わたしお茶いれますよ」スッ
俺「あ、手伝います」
カチャカチャ
ちなつ「結衣先輩どうぞ」コトッ
俺「京子姐さんどうぞ」コトッ
俺「それと......チンポコガールさんwww」コトッ
みんな「ぷっ」
あかり「も、もう......。やめてよぉ俺くん」
数日後
あかり「えへへ。ちょっと遅れちゃったよぉ」タタタ
<あはは
あかり「あ、もうみんな来てるよぉ」
あかり「どんなお話ししてるのかなぁ」コソッ
京子「そんでチンポコガールがさぁ......」
俺「マジっすかwww」
結衣「チンポコガール......」プッ
ちなつ「京子先輩やめてくださいよ」ププッ
あかり「……」
結衣「あれ、廊下に誰かいるんじゃないか?」
ドシドシ
カラカラ
俺「あれ、あかりちゃんじゃないすか」
京子「おーあかり」
結衣「あかり、なにやってんだ?」
あかり「え、えへへ......。ちょっと遅れちゃったよぉ」
ちなつ「あかりちゃん遅いよー」
あかり「ご、ごめんねぇ......」
あかりの家
あかり(みんなが言ってたチンポコガールってあかりのことかなぁ……)テクテク
あかり「ただいまぁ......」
あかり母「おかえり」
あかり「......」
あかり母「?」
あかり「部屋にいるね......」
あかり母「元気ないわねぇ」
昼休み
櫻子「向日葵の磯辺揚げうまそう」
向日葵「あなたのと大差ないじゃありませんの」
櫻子「ちょうだい」
向日葵「もう。しかたありませんわね」ヒョイ
あかり「櫻子ちゃん、あかりのもあげるよぉ」
櫻子「ほんと!あかりちゃんありがとう!」ヒョイ
向日葵「まったく......」
櫻子「あ、そうだちなつちゃん」
ちなつ「なに?」
櫻子「昨夜メールで送られてきた画像って......」
ちなつ「ちょ!櫻子ちゃん!」ブンブン
櫻子「?」
向日葵「ぷっ......。ちょっと櫻子......」
櫻子「?」
あかり「えーなになに?」
ちなつ「まあまあいいから。それよりこの前ね......」
あかり「?」
ごらく部部室
京子「今日は王様ゲームをするぞ!」
あかり「わぁい」
俺「いいっすね」
ちなつ(今日こそわたしが王様になって結衣先輩と......)
結衣「くじはこれでいいか」
京子「よぉしみんな引けぇ!」
俺「あ、俺王様っす」
ちなつ「ちぃっ!」
京子「ちぇ」
俺「じゃあ3番の人は」
結衣「3番わたしだ」
俺「5番の人を今日一日あだ名で呼んでくださいっす」
あかり「5番はあかりだよぉ」
みんな「......」
あかり「えへへ。なんて呼ばれるんだろ。やっぱりアッカリ~ンかなぁ」
京子「ほら、結衣......」
結衣「......ポ......ル」プッ
あかり「え?」
結衣「チンポコガール......」ププッ
みんな「あはははは!」
あかり「......」
読んでるぞ
ワイワイ
あかり「......」
キーンコーンカーンコーン
京子「さぁ帰るかぁ」
結衣「そうだな」
ちなつ「はい」
京子「じゃあな!チンポコガール!」
みんな「あはははは!」
あかり「う、うん......」
あかり「......」トボトボ
あかり(なんか最近ごらく部のみんながあかりを笑い者にしてる気がするよぉ)
あかり「はぁ......」
あかり「ただいまぁ......」
あかね「あらお帰り」
あかり「......」
あかね「?」
あかね母「あ、あかり」
あかり「ただいまぁ......」
あかり「あかり、部屋にいるね......」
あかり母「......あの子最近元気ないわねぇ」
あかね「そうねぇ」
昼休み
あかり「ふぅすっきりした。ただいまぁ」
ちなつ「おかえり~」
櫻子「あ!あかりちゃん!どこ行ってたの?お昼だよ!」
あかり「トイレだよぉ」
向日葵「おかえりなさいですわ、チンポコ……」
ちなつ「ふっ」
向日葵「いえ赤座さん」
あかり「?」
櫻子「?」
あかり(いま向日葵ちゃん......なんでわたしがそう呼ばれてるの知ってるんだろう)
櫻子「あ~!」
向日葵「どうしましたの?櫻子」
櫻子「お箸忘れたぁ」
あかり「あ、櫻子ちゃん。あかり割り箸持ってるよぉ」
櫻子「え、ほんと!ちょうだい!」
あかり「いいよぉ」
放課後
ちなつ「さ、部活行こ?」
あかり「あ、そうだねぇ」
テクテク
ちなつ「......」
あかり「......」
あかり「ね、ねえちなつちゃん」
ちなつ「なに?」
あかり「最近......」
ちなつ「?」
あかり「最近みんなとどんなお話してるの?」
ちなつ「ん?いろいろだよ」
あかり「そ、そっかぁ......」
あかり(やっぱりあかりのこと笑ってない?なんて聞けないよぉ......)
あかり(あかりの気のせいかもしれないしね......)
ごらく部部室
京子「チンポコチンポコチンポコガール~」
結衣「ぷっ......」
ちなつ「京子先輩、なんですかその歌」ププッ
俺「ポコポコポコチンチンポコガール~」
結衣「ぶふっ!」
ちなつ「ちょっと.......ふたりともやめてください......」プルプル
あかり「......」
昼休み
櫻子「そんで向日葵がね」
向日葵「ちょっと!わたくしそんなことしてませんわよ!」
ちなつ「あはは」
あかり「......」
櫻子「?......あかりちゃんどうしたの?」
あかり「......」
ちなつ「チン......あかりちゃん?」
あかり「あ、え?」
向日葵「大丈夫ですの?」
あかり「あ、ごめんねぇ。ちょっとぼーっとしてたよぉ」
櫻子「あのね、あかりちゃん。この前向日葵が......」
向日葵「だから嘘を言うんじゃありませんの!」
あかり「あはは」
キーンコーンカーンコーン
ちなつ「あかりちゃん、部室行こ」
あかり「う、うん......」
テクテク
あかり「あ、ちなつちゃん。わたしちょっとトイレに行くね」
ちなつ「うん」
あかり「部室に行ってていいよぉ」
ちなつ「分かった先に行くね」
あかり「......」
あかり(なんだか急にお腹が痛くなってきたよぉ)
あかり「うう......」
あかり(今日は帰ろうかなぁ)
あかりの家
あかり「ただいまぁ」
あかり母「あら、早いわね」
あかり「うん」
あかり母「どうして早いの?」
あかり「な、なんでもないよぉ!」
あかり「あかり、部屋にいるね!」
あかり母「?」
次の日
キーンコーンカーンコーン
ちなつ「あかりちゃん、放課後だよ」
ちなつ「昨日はどうして来なかったの?」
あかり「え、えっと」
ちなつ「?」
あかり「ちょっと急に用事が入っちゃって......」
ちなつ「ふぅん。今日は来るよね?あかりちゃんが来ないと面白くないんだよ」
あかり(面白くない……)ドクン
あかり(またみんなに笑われちゃうのかな)ドキドキ
あかり「え、えへへ.....」
ちなつ「えー?」
あかり「ごめんねぇ。今日も用事があって」
ちなつ「んーじゃあしょうがないか。先輩たちにはわたしから言っておくね」
あかり「ありがとぉ」
KABAちゃんは亀頭をなんちゃら
あかりの家
あかり「ただいまぁ」
あかり母「おかえり。今日も早いのね?」
あかり「え、えへへ」
あかり母「?」
昼休み
ちなつ「それでこういうことがあって」
向日葵「ふふっ。本当ですの?」
櫻子「向日葵!卵焼きちょうだい!」
向日葵「いやですわ。我慢しなさいな」
櫻子「え~。けち!そんなんだからおっぱい大きいんだ!」
あかり「......」
向日葵「そ、それは関係ありませんわ!ねえ、チンポコガールさん?」
ちなつ「ぶはっ!」
あかり「!」ドクン
向日葵「あ、失礼」
櫻子「?」
ちなつ「あははは!」
あかり「......」ドキドキ
向日葵「あ、赤座さん。ごめんなさいね」
あかり「え、えへへ......いいよぉ」
櫻子「?」
放課後
キーンコーンカーンコーン
向日葵「さあ、櫻子。生徒会室に行きますわよ」
櫻子「うん」
テクテク
櫻子「ねぇ向日葵」
向日葵「なんですの?」
櫻子「最近あかりちゃん元気なくない?」
向日葵「そうかしら」
櫻子「う~ん。そんな気がする」
櫻子「なにかあったのかなぁ」
向日葵「……」
向日葵「そういえば櫻子は吉川さんからメールであの画像をもらったのではありませんの?」
櫻子「ちなつちゃんから?……どれのこと?」
向日葵「赤座さんの」
櫻子「あかりちゃんの……ああ、あれ。なんか難しくてよくわかんなかった」
向日葵「そ、そうですの」
向日葵(この子そこまで頭が……)
櫻子「なんだよ」
向日葵「いえ、なんでもありませんわ」
<あはは
あかり「!」ビクッ
<あはははは
あかり「!!」ビクビクッ
ちなつ「あかりちゃん?」
あかり「ち、ちなつちゃん......」
ちなつ「どうかした?」
あかり「い、いま誰かあかりのこと笑ってなかった......?」
ちなつ「え?そんなことないと思うけど」
ちなつ「それよりもう放課後だよ。今日は部活来るよね?」
あかり「......」ドキドキ
あかり「ご、ごめんね、今日もちょっと」ダッ
ちなつ「あ!あかりちゃん!」
ちなつ「......?」
ごらく部部室
京子「あれ~今日もあかり来ないの?」
結衣「来なくなって結構経つよな」
ちなつ「そうですね......」
俺「ちょwwwみなさんどうしたんすかwww元気ないっすねwww」
京子「......」
結衣「なんか......心配だな」
ちなつ「......」
あかり「.....」タタタ
ガラッ
あかり母「あかり?」
タタタ
ガチャ
あかり母「あかりー?」
あかり「はぁはぁ」ドキドキ
あかり「うっ、ううっ」グスッ
コンコン
あかり母「あかり?どうしたの?」
あかり「!」
あかり母「あかり?」
あかり「え、えへへ。なんでもないよぉ」
あかり母(変だわ......)
昼休み
櫻子「向日葵!春巻きちょうだい!」
向日葵「ちょっと!いい加減にしなさいな」
ちなつ「......」
向日葵「......赤座さん、今日はお休みですのね」
ちなつ「うん......」
櫻子「あかりちゃんどうしたのかな。最近元気なかったみたいだけど」
ちなつ「......」
あかり板の方が歓迎されるぞ
ごらく部部室
結衣「えっ?今日あかり学校休んだの?」
ちなつ「そうなんです」
京子「......!」
結衣「大丈夫かな......」
ちなつ「心配です......」
俺「マジすかwwwあかりちゃん休んだのwwwこれはwwwお見舞いに行くしかないwww」
京子「……」
あかりの部屋
あかり「……」
コンコン
あかり母「あかり?ごはん食べないの?」
あかり「……」
あかり母「……」
あかり母「なにかあったの?」
あかり「……ううっ」グスッ
あかり母「……ごはん、温めておくからね」
あかり「お母さん……ごめんねぇ」グスッ
1ヶ月後
ごらく部部室
結衣「あかりが学校休んで1ヶ月か」
京子「うん」
ちなつ「そうですね」
結衣「やっぱり……わたしたちのせいかな」
京子「……だろうな」
ちなつ「……」
俺「ちょwwwみなさんwwwチンポコガールwww」
京子「……」イラッ
結衣「俺くん……」
ちなつ「ちっ……」
俺「は?wwwノリわるっwww」
生徒会室
綾乃「赤座さん、1ヶ月も休んでるのね」
千歳「心配やねぇ」
向日葵「……」
櫻子「そうなんですよ!なんで休んでるのか全然わかんないし!」
向日葵(あれのせいかしら……)
櫻子「あ、そうだ向日葵!あとで授業のノート貸して!」
向日葵「ま、またですの?あなたここのところ毎日じゃない。ちゃんと授業受けてますの?」
櫻子「別にいいじゃん~」
向日葵「まったく、しかたありませんね。ちゃんとしなさいな」
ごらく部部室
京子「よし。あかりの部屋に行ってみよう」
結衣「……そうだな。今更わたしたちに会ってくれるかわからないけど、なにもしないよりはましかもしれない」
ちなつ「はい」
俺「俺もwww俺も行くっすwww」
結衣「いや、俺くんは来なくていいよ」
俺「なwんwでw」
あかりの家
ピンポーン
ガチャ
あかね「あら、こんにちは」
京子「こんにちは」
あかね「どうしたの?」
結衣「あの、あかりは……」
あかね「ああ、あかりねぇ」
あかね「なんだか全然部屋から出てこないのよ。みんなからも声をかけてみてくれない?」
京子「……はい」
タッタッタッ
コンコン
京子「お、おーい、あかりー?」
シーン
京子「……」
結衣「あかり、大丈夫かー?」
ちなつ「あかりちゃーん?」
シーン
ちなつ「どうしましょう」
京子「ここにいようよ」
結衣「そうだな。ここで帰ったら見捨てるみたいで嫌だし」
ちなつ「はい」
あかね「あかり、夕飯食べるかしら」タッタッタッ
あかね「あら?」
あかね「みんな、まだいたの?」
京子「あ、はい」
あかね「もう外暗くなってるわよ。今日は帰ったら?」
結衣「で、でも……」
あかね「ふふ。ありがとうね。でもあなたたちのご両親に心配をかけるわけにはいかないわ」
ちなつ「……」
あかね「今日は帰って、あとでまた来てくれる?」
京子「……わかりました。帰ります」
結衣「お邪魔しました」
ちなつ「お邪魔しました」
あかね「また来てね」
あかね「あかり……どうしたのかしら」
数日後
キーンコーンカーンコーン
櫻子「放課後だー」
ちなつ「2人ともまたね」
櫻子「ばいばーい」
向日葵「……さて、わたしたちも生徒会室に行きましょうか」
櫻子「うん」
テクテク
櫻子「あ、そうだ。向日葵、今日のノート貸して」
向日葵「またですの?櫻子、あなたほんとにちゃんと授業受けてますの?」
櫻子「受けてるよ!」
向日葵「じゃあどうして」
櫻子「だってわたしがノート取るとなんかぐちゃぐちゃになって読めないんだもん」
向日葵「それは……!」
向日葵「……どうしようもないですわね」
櫻子「でしょ?だから貸してよ」
向日葵「だいたい、普段からちゃんとノート取ってればそんなことにはならないはずですわ」
向日葵「なんというか、最近妙にがんばってますわね。どういう風の吹き回しですの?」
櫻子「なんだよその目は!わたしだってやるときはやるの!」
向日葵「ずっとその調子ならいいのですけど」
櫻子「なによ!もう!」
テクテク
櫻子「あ、そうだ」
向日葵「今度はなんですの?」
櫻子「あのさ、チンポコガールってなに?」
向日葵「え?」
櫻子「向日葵なにか知ってるんじゃないの?」
向日葵「それは……どうしてですの?」
櫻子「だって向日葵、たまにメールに書いてきてたじゃん。ちなつちゃんも。わたしあれ意味わかんなかったんだよね」
向日葵「……さ、さぁ。忘れましたわ」
櫻子「……」ジー
向日葵「うっ」
向日葵「ほ、ほら。着きましたわよ」
あかりの家
京子「よし、行こう」
結衣「うん」
ちなつ「はい」
ピンポーン
あかり母「あら、いらっしゃい」
京子「あの、あかりと話をしたいんですけど......」
あかり母「あらあら、ありがとうね」
あかり母「あの子家族にもなにも話さなくて」
あかり母「でもあなたたちになら話すかもしれないわ。よろしくね」
結衣「はい」
タッタッタッ
コンコン
結衣「あかりー。調子はどうだー?」
シーン
京子「いやぁ、わたしたちは相変わらずでさぁ」
京子「今日なんて結衣のやつ、へびのおもちゃに飛び上がるくらいびっくりして、部室の天井に突き刺さったんだぜ」
結衣「ちょ……!」
シーン
京子「だめか」
ちなつ「ちょっと京子先輩!真面目に!」
京子「だ、だってわたしこういうのしかできないし……」
ちなつ「あかりちゃん?またみんなでいっしょにおしゃべりしようね」
シーン
結衣「うーん」
ごらく部部室
俺「ちょwww誰もwww来ないwww」
俺「今日www休みwwwなの?www」
俺「ならwww連絡wwwしろしwww」
あかりの部屋の前
シーン
結衣「今日もだめか……」
タッタッタッ
櫻子「あれ、ちなつちゃん?」
ちなつ「え、櫻子ちゃん?」
櫻子「あ、歳納先輩と船見先輩も。こんにちは」
京子「さくっちゃんだ」
結衣「大室さん。どうしたの?」
櫻子「いやぁちょっとあかりちゃんに用事があって」
京子「用事?」
櫻子「はい。あかりちゃん学校休んでるじゃないですか。実はわたしちょくちょくあかりちゃんに授業のノートを貸しに来てて」
結衣「え!そうなの!」
櫻子「はい。あかりちゃん学校休んでるし、戻ったら授業に追い付くのたいへんだろうなぁと思って」
京子「わ、わたしたちよりも先にあかりに接触していたなんて」
ちなつ「櫻子ちゃんすごい」
櫻子「えへへ。ちょっと行ってきます」
コンコン
櫻子「あかりちゃーん。わたしだよ、櫻子だよー」
ガチャ
結衣「鍵開いた!」
櫻子「あかりちゃん元気ー?」ヒョイ
バタン
京子「さくっちゃん、恐ろしい子!」
ちなつ「どうやったんでしょうね」
結衣「あかりは大丈夫なのかな」
アッカリーン
やっぱ櫻子ちゃん天使だわ
俺くんはあかねさんの制裁を受けるな
俺「うわっうわっなんすか」
綾乃「歳納京子!この人はいったい誰なの!」
京子「んー?新入部員だよ」
綾乃(この人が新入部員?たしかにずいぶん老けてるわね)
綾乃「また勝手なことをして!」
京子「えーいいじゃん別にぃ」
綾乃「よくない!」
千歳(綾乃ちゃんと歳納さんが会話しとる......)ダラダラ
結衣「ちょ、千歳!鼻血出てるぞ!」アタフタ
俺「なんなんすかもう」
櫻子「あかりちゃんたち何やってたの?」
あかり「ババ抜きだよぉ」
向日葵「トランプなんてしばらくやってませんわ」
ちなつ「じゃあいっしょにやる?」
綾乃「とにかく!勝手なことはしちゃだめよ!」
京子「うるさいなぁ」
京子「あっそうだ。せっかく来たんだし、トランプでもやっていかない?うち新入部員もいるし」
綾乃「わ、わたしたちは遊びに来たんじゃないの!」
千歳「まあまあええやん、ちょっとくらい」ダラダラ
結衣「鼻血!ティッシュティッシュ!」アタフタ
綾乃「......!」
綾乃「ま、まあ千歳がそう言うなら、少しだけ」
京子「いえーい!」
京子「じゃあみんなでトランプやろう!」
俺「今度はなにやるんすか?」
京子「んー?」
あかり(......!)
過去に戻る力
櫻子ってやっぱナンバーワンだわ
スレが止まる能力
京子「……」
結衣「……」
ちなつ「……」
ガチャ
ちなつ「あ、櫻子ちゃん」
結衣「あかりどんな感じだった?」
櫻子「んー、とりあえず最近はちゃんとごはん食べてるみたいです」
櫻子「一応廊下にみなさんがいることも伝えたんですけど、今日は体調が悪いみたいで会えないそうです」
結衣「そ、そっか」
京子「しょうがないよ。わたしたちはそれだけのことをしちゃったんだから」
ちなつ「あかりちゃん……」
櫻子「わたし今日は帰りますけど、みなさんはまだいるんですか?」
結衣「いや、わたしたちも今日は帰ろう」
ちなつ「そうですね」
京子「うん」
櫻子「じゃあいっしょに出ましょうか」
テクテク
結衣「大室さんはどうやってあかりと会うようになったの?」
櫻子「いやぁ大変でしたよ!ちょっと前から元気がなかったので変だなとは思ってたんですけど、急に休み出したからビックリしました」
櫻子「最初は風邪かなと思って電話かけたんですけど、話してみるとどうも違う気がして」
櫻子「で、何回か電話かけてるうちにあかりちゃんが泣き出しちゃったんですよ!」
櫻子「なんか理由があって学校に行きたくないみたいなんですけど、それは話してくれないんですよね」
櫻子「なんかチンポコガールがどうとか言ってたんですけど、わたしよくわからなくて」
櫻子「とりあえず授業のノート持って行こうかと思って話してみたら、OKくれたので」
結衣「そうなんだ」
京子「……」
ちなつ「……」
櫻子「チンポコガールってなんですかね?なにか知ってます?向日葵に聞いても忘れたって言うし」
櫻子「それに、ちなつちゃんから送られてきたあのあかりちゃんの難しい画像」
櫻子「もしかしてあれも関係あるのかな」
ちなつ「……!」
ちなつ「あの、実はそれ……」
結衣「うん、大室さんには話した方がいいかもしれない。実は……」
結衣「……ということがあって。あかりが学校に来なくなったのはわたしたちが原因だと思う」
櫻子「……なんですかその話」
結衣「……」
櫻子「じゃあみなさんは面白半分であかりちゃんをいじめてたんですか?」
京子「まあ、そう……」
櫻子「……最低です。ごらく部って最低!」
ちなつ「……わたしたちなんとかしたいの!このままあかりちゃんと話もできないなんていやだから!」
櫻子「……」
京子「さくっちゃん、力を貸してください!」
櫻子「……まあこのままじゃあかりちゃんが可哀想だし、わたしもできるだけのことはしてみます」
櫻子「少しあかりちゃんにみなさんのことを話してみます」
結衣「本当!?」
櫻子「ただ、時間はかかるかもしれません。あかりちゃんもみなさんに会いたいって気持ちはあるみたいなんですけど、やっぱり恐い気持ちの方が強いみたいで」
京子「そ、そっか……」
結衣「あかり……」
ちなつ「あかりちゃん……」
櫻子「あ、じゃあわたしこっちなので」
ちなつ「じゃあね」
京子「またね」
結衣「今日はありがとう」
テクテク
結衣「しかし大室さんはすごいな」
ちなつ「そうですね」
京子「でも今のごらく部にあかりが戻ってきたとして、大丈夫かな」
ちなつ「あー俺くんですね」
結衣「俺くんは思いのほか空気読めないよな」
京子「そうなんだよ。そっちもなんとかしないと」
テクテク
櫻子(もう!ごらく部もひどいけど、向日葵もあんまりだ!)
櫻子(あいつだって知ってたはずなのに!)
夕方
向日葵「あら櫻子、こんなところで何してますの?今日はもう帰ったんじゃなくて?」
櫻子「向日葵!」
向日葵「な、なんですの?そんなに大きな声を出して」
櫻子「わたし向日葵のこと見損なった!」
向日葵「?なんのことですの?」
櫻子「あかりちゃんのことだよ!」
向日葵「!」
櫻子「さっき歳納先輩たちから全部聞いたよ。向日葵も知ってたんでしょ?」
向日葵「そ、それは」
櫻子「謝れ!あかりちゃんに謝れ!」
向日葵「……もちろんですわ」
向日葵「赤座さんが休むようになってからずっと自分を責めてましたの」
向日葵「でも、どうすればいいのかわからなくて……」
櫻子「うっ!それは……わたしもわからないけど」
櫻子「でもあかりちゃんが学校に来るようになったら絶対に謝れ!」
向日葵「……そうですわね」
数日後、学校の廊下
櫻子「……」プンプン
向日葵(あれから櫻子ずっと怒ってますわ)
向日葵(当然ですわね......)
向日葵(あら)
モブ子「ほんと最悪だったよ~、あの俺って人」
モブ子「ほんと空気読めなくてさ~。あいつのせいでうちの部活、危なく内部崩壊するとこだったんだから」
モブ子2「え~ほんと?」
向日葵(なにかしら?)
モブ子「ほんとほんと。仕返しにみんなで嫌がらせしたら来なくなったけど」
モブ子「てかモブ子2のクラスでしょ」
モブ子2「え?俺なんて人うちのクラスにいないよ?」
モブ子「うそ?だって部活の登録者の名簿にはモブ子2と同じクラスって書いてあったけど」
モブ子2「こわ~なにそれ」
向日葵(俺さん?聞き覚えのある名前ですわね。なんだったかしら)
放課後、生徒会室
櫻子「……」プンプン
綾乃「大室さん、最近ずっと機嫌悪そうね」ヒソヒソ
千歳「せやねぇ」
向日葵(生徒名簿はたしかこの辺に……)ゴソゴソ
向日葵(ありましたわ)
向日葵(えーと俺さん俺さん)パラパラ
向日葵(……おかしいですわね。見つかりませんわ)
向日葵(うーん、廊下で聞いた話が気になったから少し調べてみようかと思ったのですけれど)
向日葵(早々に行き詰まってしまいましたわ)
向日葵「んー」
綾乃「古谷さん、どうかしたの?」
向日葵「あ、いえ。ちょっと調べ物を」
向日葵「そうですわ。先輩方は俺さんという方にお心当たりございませんか?」
綾乃「俺さんって確か」
千歳「ごらく部の新人さんやねえ」
向日葵「ごらく部......」
綾乃「ええ。どうしたの?」
向日葵「実は今日、こういう話を耳にしまして......」
綾乃「......」
千歳「......」
綾乃「変な話ね。部活の名簿に書いたクラスにいないなんて」
千歳「書き間違えとかじゃないん?」
向日葵「そうかもしれませんけど......。でも生徒名簿を探しても俺さんという人が見つかりませんの。一応全学年調べてみたんですが」
綾乃「ちょっとわたしも見ていい?」
向日葵「どうぞ」
千歳「わたしも~」
綾乃「......」パラパラ
千歳「......」
綾乃「......たしかにないわね」
千歳「せやねえ」
綾乃「この生徒名簿が間違ってるのかしら」
向日葵「そんなことってあるんですの?」
千歳「作ってるの先生方やしなあ」
綾乃「......先生に聞いてくるわ」
綾乃「ただいま」
千歳「どうやった?」
綾乃「生徒名簿が間違ってるかもしれないって」
向日葵「そうでしたの」
綾乃「俺さんの生徒名簿を作るの頼まれちゃったわ」
綾乃「俺さんのところに行かなくちゃ」
綾乃「俺さんはもうごらく部にいるかしらね」
千歳「いるんやない?」
綾乃「そう。行きましょう、千歳」
千歳「はい~」
向日葵「あ、わたしも行きますわ。櫻子は?」
櫻子「わたし今日はあかりちゃんの家に行く」プンプン
綾乃「そう。じゃあ、行きましょうか」
ごらく部部室
京子「......」
結衣「......」
ちなつ「......」
俺「ちょwwwみなさんwww最近どうしたんすかwww」
俺「元気wwwないwww」
京子「この……」イラッ
結衣「ちょっと俺くん」
ちなつ「いい加減にして!」
俺「怒ってるwwwこわwww」
ガラッ
綾乃「歳納京子」
京子「綾乃」
千歳「こんにちは~」
向日葵「こんにちは」
結衣「生徒会?どうしたの?」
綾乃「ええ、ちょっと俺さんに用があって」
俺「はいはいwwwなんすかwww」
綾乃「実は生徒名簿に俺さんが載ってないの」
俺「www」
綾乃「それで、俺さんの名簿を作るためにいろいろお聞きしたいんだけど」
俺「うはwwwおkwww」
綾乃「1年生でしたよね」
俺「そうwww」
綾乃「クラスは?」
俺「〇組www」
クライマックスだな
向日葵「え?」
綾乃「どうしたの?古谷さん」
向日葵「わたくし〇組なら知ってますわ」
向日葵「友達がいるのでよく遊びに行くんですの」
向日葵「でもあなたのような人、見たことありませんわ」
俺「www」
俺「間違えたwww◇組www」
ちなつ「え、でもわたしたちには〇組だって言ってたよね?」
俺「いやwwwそれ嘘www」
綾乃「?」
綾乃「じゃあ生年月日は?」
俺「1969年www9月www23日www」
千歳「な、何歳やねん......」
俺「間違えたwww」
綾乃「ちょっと!真面目にお願いします!」
俺「www」
俺「きみらwww何歳なのwww」
綾乃「なんでそんなこと聞くのよ」
綾乃「もういいわ。生徒手帳貸してもらえます?」
俺「今はwwwないwww」
綾乃「困ったわね」
千歳「うーん、今日はもうええんちゃう?」
綾乃「え、でも」
千歳「ええから戻ろう」
綾乃「そんな......」
千歳「ほらほら」グイグイ
千歳「失礼しました~」
向日葵「し、失礼しました」
俺「www」
ちなつ「......帰っちゃいましたね」
結衣「?」
京子「......」
生徒会室
綾乃「ちょっと千歳!」
千歳「まあまあ綾乃ちゃん」
綾乃「なんで帰ってきちゃうのよ!」
千歳「だって俺さんあからさまに怪しいやん」
向日葵「そうですわね」
綾乃「ま、まあ確かに」
千歳「これは先生に相談した方がええと思うで」
綾乃「......そうね。そうするわ」
ごらく部部室
京子「......わたし、今日は帰ろうかな」
俺「えwwwもう帰るんすかwww」
ちなつ「帰っちゃうんですか?」
京子「......」ジー
ちなつ「?」
結衣「そうだな。わたしも帰ろう」
結衣「ちなつちゃんは?」
ちなつ「じゃ、じゃあわたしも......」
俺「みなさんwww最近wwwノリ悪いwww」
テクテク
ちなつ「京子先輩、どこに行くんですか?」
京子「生徒会だよ」
ちなつ「どうかしたんですか?」
京子「俺のこと」
ちなつ「俺くん?」
結衣「まあさっきの話聞いたらね」
ちなつ「た、たしかに変でしたね」
京子「わたしたちが勝手なことするべきじゃないし、どうすればいいか相談に行くの」
ガラッ
京子「ちーす」
結衣「こんにちは」
ちなつ「こんにちはー」
綾乃「あら、どうしたの?」
京子「どうしたもないよ。なんでわたしたちのこと置いて行っちゃうのさ」
綾乃「あ、ごめんなさい......」
千歳「ごめんな歳納さん。あんまり俺さんのこと刺激しない方がええんかなあ思て」ダラダラ
結衣(千歳、こんな時まで鼻血......)
京子「で、どうすればいいの?」
綾乃「そうね。先生にはわたしたちから報告するわ」
綾乃「どう転がるにせよ、すぐに解決すると思うから今日は帰ったら?」
京子「そっか。綾乃、ありがとう」
綾乃「!べ、別に!これも生徒会の仕事だから!」
千歳(照れとる照れとる。綾乃ちゃんかわええなぁ)ダラダラダラダラ
結衣(千歳......)
ちなつ(池田先輩、大丈夫なのかな......)
池田って文章でもブスだな
は?
102「ノリ悪いな…」
続きも四期もはよ
@( ●)(●)@ ジー
おれ、俺さん好きかもしんない
http://i.imgur.com/YCdTfDi.jpg
バッキバキでワロタwww
.net からの転載スレと判明しましたので以降放置で
7分の間に何があったんだよ…
>>111
転載だぜ!
http://next2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1494840988/