まず>>1の顔をよく見てみよう。現代芸術とも古典芸術ともつかないが、そこには確かな美しさと人々を惹きつける不気味さがある。
かの岡本太郎に「なんか色々と爆発してる。素晴らしいの一言に尽きる」と言わしめただけの事はある。
次に身体だ。単に肥満のようにも見えるが、これはれっきとした伝統的デフォルメ。そう、遮光器土偶にインスパイアされたものなのだ。
しかし、インスパイアの名を借りた模倣品に近いものではなく、本来女性を表現する遮光器土偶のフォルムを男性の表現方法に使うという、アバンギャルドな芸術なのだ。
最後に頭部に注目してみよう。これは言わずもがな、宗教画の如き光を放っているハゲである。