おれ太郎はおもむろにズボンとパンツを脱ぐと、男たちのもとへ歩いていきました。男たちの盛り上がりは今や最高潮に達しています。おれ太郎は男たちに声を掛けました。
「きみたち、いい加減にしたまえ」
男たちは一斉に振り向きました。そしておれ太郎を見ると、威圧的な口調で言いました。
「ああ?なんだてめえ。邪魔すんじゃねえよ」
おれ太郎は全くひるみません。もはや現実など見えておらず、その安っぽい正義を振りかざして男たちと向き合っています。
「そのおっさんは嫌がってるんじゃないか?そんな下卑たことはやめろ!」
「てめえには関係ねえだろうが!いいからどっか行っちまえよ!」
男たちは突然現れた邪魔者にイラついています。おれ太郎はそんな男たちの様子など気にもとめず言葉を続けました。
「そんなにヤりたいなら俺のを使え」