芋をグレードアップさせていくスレ #13

13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2016/10/17(月) 10:38:52.44 ID:qGTlV/DR

ここはとある農村。秋の収穫作業を終えた農夫達が、今年の豊作に沸いていました。

「いんやー、今年は芋っこがいっぺぇ取れたなや!」

「んだんだ」

「いっぺぇあるからみんなに配るとしてよ、こんだけは種芋にとっとくべか?」

「んだんだ」

「んだばこれは来年の作付けまでしまっとくとすべえ」

「んだんだ」

農民達は種芋を倉庫へ大事にしまうと、残りの芋を持ってそれぞれの家へと帰って行きました。
その晩のこと。一人の男がこっそり倉庫に忍びこんでいます。

「へっへっへっ、なあーにがみんなに配るだべ。どうせオラにはほとんどくれねえ癖によー!
オラ腹が減って仕方ねえ!種芋なんか知ったことか、みんな食ってやるべ!」

男は村の嫌われ者、寝譜雄でした。寝譜男は自分では農作業をほとんど手伝わないのに、
人の作業に口出しばかりするので、みんなに嫌われて、分け前もあまり貰えなかったのです。

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