僕は姉が好きです #6

6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2016/07/19(火) 20:09:00.65 ID:2NWasKTr

詳しく話そう。


俺の姉は中、高と裏で「原宿風アジャコング」と呼ばれていた。
それは、姉がメイク落としたアジャコングみたいな見た目のクセに「私はふわふわ系の服が好きなのよねー」とロリータファッション一歩手前のやばい服を着ていたからだ。
弟の俺は中学に上がり部活に入った時、先輩から「ハラアジャ弟」と呼ばれた。マハラジャっぽい響きと戸愚呂弟っぽいネーミングセンスに俺はそこそこ満足していた。

しかし、姉の事は大っ嫌いだった。ブスだし、豚のクセにロリータファッションだし、口癖が「宝塚入りたい」だし、部屋汚ねぇし、色白だけど肌汚ねぇし。

ついでに姉の友達も嫌いだった。

そうだ、姉の友達も紹介しよう。
こいつは「男装の変人」と俺が密かに呼んでいた女。
特徴を挙げるとすると、ガリガリ、黒髪で短い髪、服は男モノ、一人称は俺。自分をボーイッシュか何かと勘違いしているようだが、実際はブサイクが極まると性別がわからなくなるだけ、という感じだ。

その顔面とキャラのくせに、家に遊びに来ては「オイオイ、まだ彼女いねーのかー?」と近所の兄貴ヅラするからもうハラがたつ。


こんな「地獄のゴミ溜めから這い出た所にウンコ投げつけられた」ような2人が俺は大嫌いだった。



話は変わるが、俺はいつからか2次元の世界に心を惹かれ、いわゆるオタッキーな男子になった。
姉と同じ遺伝子を持つ俺がモテる筈もなく、当然の流れといえば当然の流れだ。

そんな俺が熱中したジャンルがある。
それが「姉モノ」だ。

よく姉がいる奴は姉モノを好きにならないというがそれは嘘だ。
姉が残念ならば残念なほど、2次元の姉と現実の姉はノットイコールになり、なにも感じなくなる。むしろ反動で、憧れで好きになる。



これはそんな俺が生み出した悲しき妄想だ。

以上が詳しい話。


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