俺の友人「ま、まさかお前にもついに彼女が……!?」
俺「違うよ……これは弟だ」
俺の友人「なんだ……弟……ん?弟だって?」
俺「こいつは男だよ」
俺の友人「えぇっ!?信じらんねーくらい可愛いのに……男……?」
俺の友人「俺……何か目覚めそうだ」
お前ら「っ!」ギロッ
俺の友人「ひぃっ!すみません!」
お前ら「……いこ」グイッ
俺「っとと、引っ張るなって……また後でな!」
俺の友人「お、おう」
─────
俺「ふぅ……今日は随分とご機嫌斜めだな?」
お前ら「別に……」
俺「ほら、弁当」
お前ら「ん……」
お前ら「ねぇ……」
俺「どうした?」
お前ら「今日は……俺が食べさせて」
俺「お前ら……いくら面倒くさがりやだからと言っても流石にそれは……」
お前ら「俺に食べさせてほしいの……」
俺「でも今俺も食ってるし……」
お前ら「じゃあ僕が俺に食べさせる」
俺「なんだよそれ……普通に食ったほうがいいだろ」
お前ら「っ!……そういう問題じゃない」
俺「えぇ……」
お前ら「……ほらっ、あーん」
俺「はぁ……あー……んぐ……」
お前ら「おいしい……?」
俺「……お前らが作ったわけじゃないのに何で味の感想なんか聞くんだよ」
お前ら「むー……!もう黙って食えっ!」グイッ
俺「おっおいそんなに押し込んだら……むぐ……」
その後俺はお前らの分の弁当まで食わされた
素直になれない弟くん 一話完