妹「今日はエイプリルフールだからお兄ちゃんをからかうとするか」 ID:UVMZszKI

妹「お兄ちゃんお兄ちゃん」

男「え？どうしたんだ急に」

妹「>>2」

男「え？どうしたんだ急に」

男(なんだこいつ…いつも俺のことを汚物のように扱って無視してくるのに…)

男(なにか企んでやがるな……この間も愛想を振り回して金を貸せと言ってくるし)

男(案の定返さないしな……悪いが俺の財布の紐はカッチカチやぞ)

妹「今日部屋に行っていい？」

男「………は？」

妹「……ちょっと相談事があるんだけど…」

男(……？)

男「…ｶｰﾁｬﾝに相談すればいいだろ」

妹「………」ﾁﾗﾘ

男「なっ…なんだよその上目遣いは…」

男「わかったよ…その後でな」

妹「」ﾆﾔﾘ

妹「……ありがとうお兄ちゃん」

男「……部屋の掃除でもしとくか」

～～PM60:00～～

男「……いつになったら来るのだろうか」

男「時間は指定してなかったし……そもそも相談ってなんだよ」

男「SNSやメールなりで友人にでも相談すればいいのに……」

男「………もしかして相談というのは建前で」

男「……」ﾑﾗﾑﾗ

男「いやなにを考えているんだ俺は…あいつは美少女だけど血が繋がっているんだぞ」

男「……最低だ俺は……クソ」

～～PM07:00～～

男(自分の部屋にいると落ち着かないからリビングにきた…)

男(俺はきっと心の底で妹が部屋にくるのを恐れているんだ)

男(なにも考えたくない……)

妹「………」ﾄｺﾄｺ

男(…？あぁ妹が風呂から出たのか…)

男(普段見慣れている姿なのに何故だろうか…今日は色気を感じてしまう)

妹「」牛乳ｺﾞｸｺﾞｸ

男(別に胸が大きい訳でもないまな板なのに…)

男(なぜか今日は扇情的に見える…)

妹「」ﾁﾗｯ

男(……！？凝視してるのバレたか？)

妹「……お風呂空いたから」

妹「次入れば」

男「あ…あぁそうする」

妹「………ん」ﾄｺﾄｺ

男「……」

～～PM8:00～～

男「ごちそうさま」

男(風呂に入ったしご飯も食べたし後は寝るだけ…なわけないよな)

男(自分の部屋に戻るのが怖い…リビングでしばらく過ごそうかな)

男(それにしても妹の奴普段は無視してくるのに……どうしたんだろうか)

男「……」ｺﾞﾛｺﾞﾛ

ｶｰﾁｬﾝ「男…薄着で寝転がってたら風邪引くわよ」

男「……なぁｶｰﾁｬﾝ」

ｶｰﾁｬﾝ「…？」

男「本人には内緒にしてほしいんだが……今日妹の奴おかしくないか？」

ｶｰﾁｬﾝ「そうかい？……あっ」

男「……なにか気づいた？」

ｶｰﾁｬﾝ「いやおかしいって言うより嬉しそうだったけどね」

ｶｰﾁｬﾝ「お風呂上がりの時もご飯食べてる時も口角が上がってﾆﾔﾆﾔしてたよ」

ｶｰﾁｬﾝ「きっと今日はなにか良いことがあったんだろうね」

男「そっか…」

～～PM9:00～～

男「……」ｺﾞﾛｺﾞﾛ

男(自分の部屋に戻る勇気がない……疲れたふりして今日はリビングで寝てしまおうか)

男(いや……さすがに妹も感付くだろう)

男(嬉しそう……か)

男(なんで嬉しいのに……悩みがなさそうなのに俺になにを相談しようとしているんだ？)

男(……俺に相談するのが楽しみとか？)

男(……馬鹿か俺は…それは俺の願望じゃないか)

ﾄｰﾁｬﾝ「ドラマ観るからチャンネル変えるぞ」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

……

男「……結構面白いな」

妹「……」ﾄｺﾄｺ

男「……！？」

妹「……私も見よ」ｽｯ

男(なんで隣に座るんだよ……)

男(部屋にいないからこっちに来たのかな…)

…………ﾍﾟﾀ

妹「………」

男(肩当たっているんですけど…)ﾑﾗﾑﾗ

～～PM10:00～～

男「いや結構面白かったな」

妹「うん…友達も面白いってこの間言ってた」

男「えっ！？そ…そうなのか」

男(話かけられるとは思わなかった…)

妹「じゃあ私自分の部屋に戻ろうかな…おやすみ」

ﾄｰﾁｬﾝ「おうおやすみ……俺も早いけど寝るか」

妹「………お兄ちゃんもそんな薄着でソファに寝転がってたら風邪引くよ……」

妹「゛ふかふかのベット゛がある自分の部屋に戻れば？」

男「あっうんそうだな」

妹「………ん」ﾄｺﾄｺ

男(なんでベットを強調して言ったんだ？)

男「……クソ」ﾑﾗﾑﾗ

～～PM11:00～～

男「結局自分の部屋に戻ってきてしまった…」

男「ムラムラして抜きたいけど今日は妹が部屋にくるって言っているし…」

男「あと1時間か……」ﾑﾗﾑﾗ

男「俺はなにを期待しているんだ…今まで特に妹との接点はなかっただろ」

男「なのに今日は絡んできやがって…明らかに俺のことを誘ってるだろ」ﾑﾗﾑﾗ

男「……もし相談というのが建前だったら…」

男「いやダメだ……血が繋がっている家族なんだから……」ﾑﾗﾑﾗ

男「なにを期待しているんだ俺は…」

男「別のことを考えよう…今妹のことを考えるとチンコに響く…」

男「ｶｰﾁｬﾝと親父の夜を想像して明日になるまで過ごすんだ」

男「そうすれば妹とそういうことになりそうになってもしばらくは萎えたチンコのままだろう」

男「………」……ﾑﾗｯｯ

男「………もうだめだ」ﾑﾗﾑﾗ

～～PM12:00～～

男「うーん」ﾑﾗﾑﾗﾑﾗﾑﾗ

男「……ん？……もう12時……日が進んだのか」

妹『今日部屋に行っていい？』

男「確かに妹はこういっていた……そしてその日は過ぎた」

男「妹の奴……寝たのか？」

ﾋﾟﾛﾘﾝﾋﾟﾛﾘﾝ

男「誰だよこんな遅くにメールなんて……」

男「妹からだ！……まさか私の部屋に来いとかそういう…」ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ






件名:大好きなお兄ちゃんへ

本文

嘘だよｗｗｗｗｗｗｗｗブァァアアアアアカｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
何ちょっとうれしくなってんだよカスがｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
お前だお前このスレ開いたマヌケ面の
お　ま　え　だ　よ　ｗ　ｗ　ｗ　ｗ　ｗ　ｗ

お前らは永久にカスなんだよｗｗｗｗｗｗｗｗ

理解ったか？ｗｗｗｗｗｗｗｗ理解ったらクソして寝ろｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ




男「……ちくしょう……ちくしょう」ﾄﾞｯｼｬｧ

男「………なんでこんな目に遭わなくちゃいけないんだよぉ……」ﾊﾞﾀﾘ

おわり

くぅ～疲れましたw
ちなみにメールのくだりはエイプリルフールが過ぎているので
大好きなのは本当だよという伏線です