お前ら「僕は君を守るために男として生まれてきた」俺「お、お前ら」 ID:hspPXEVA

1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2016/03/09(水) 00:33:47.97 ID:hspPXEVA

お前ら「君を守るため……力のある男として……」

俺「意味わかんねえこと言ってねえで大人しくしてろ!」

お前ら「だが……男であるが故に君を愛することは許されなかった」

お前ら「君を守るために愛を捨てたんだ」

俺「……」

お前ら「男同士だから愛し合うことはできない」

お前ら「だが……これでいいんだ」

お前ら「君を守れた……それだけで僕は未練無くこの世から去れる」

俺「馬鹿野郎!」ギュッ

お前ら「……!?」

俺「男だか女だか知らねえが……」

俺「好きなら好きって言えばいいだろ!!」

お前ら「……!」

俺「俺は性別なんて気にしない!」

お前ら「……君はやっぱ凄いな……僕が惚れただけあるよ」

お前ら「……ちょっと眠くなってきちゃった……このまま寝てもいいかな……」

俺「あぁ……」

お前ら「ありがとう……」

─────────────

俺「……俺はまた旅に出るよ」

俺「年に何回か顔出してやるから……化けて出るんじゃねえぞ」

俺「じゃあな……お前ら」

俺が語りかけていた墓にはこう文字が刻まれていた

─俺が唯一愛した男、ここに眠る─

愛の境界線 END


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