何から煮込めばいいのか 分からないまま時は流れて
浮かんでは 消えてゆく 鰹節の数だけ
鍋があんまりすてきだから
ただすなおに 好きと言えないで
多分もうすぐ 火も止めて 二人 たそがれ
あの火、あの鶏~あーのダシで 君に和えなかったら
僕らは いつまでも 染みこまぬ揚げのまま
誰かが甘く煮込むお鍋にもうみりん入れたりしないで
美味しいけどそんなふうに味は付けれない
明日になれば味はきっと今よりもっと染み込んで
その全てが僕の口と喉を越えていく
君のために煮物作る
君をもてなし続ける
柔らかく煮込まれた筑前煮になる
あの火、あの鶏~あーのダシで 君に和えなかったら
僕らは いつまでも 染みこまぬ揚げのまま
ラブストーリーは筑前煮