アフリカの奥地。
サハラ砂漠を超え、砂漠が草原に変わり、山々に緑が見え始める地域。
その山のふもとの、大きな森の中にその村はあった。
「歓迎します。私たちのことを取材しに来るなんて、何年ぶりかしら!」
長旅で疲れ果てた私たちを出迎えてくれたのは、村長の娘のアチャラさんだ。
全身にまとわりつく触手はビキニのように局部を覆い、それが尚彼女の色気を際立たせている。
「お疲れみたいね。私が先導するから着いてきて!」
触手を綺麗に束ねて翼のような形にすると、彼女は空へ飛び立つ。
「おーい!こっちこっち!早くしないと置いて行っちゃうよ!」
あっけにとられる我々を尻目に、彼女は村を目指し空を翔ける。
慌てて私たちは、その後をバギーで追いかけた。