俺「駄目……?」
お前ら「そろそろ……話す頃か」
俺「え……?」
お前ら「いいか……いつかここにも終わりが来る」
俺「お兄ちゃん……?」
お前ら「そうなればお兄ちゃんとはお別れだ」
俺「お別れ……?お兄ちゃんと……?」
お前ら「……何事にも終わりがある、避けることはできないがその終わりを長引かせることはできる」
お前ら「だがそれは一時的な処置にすぎず終わりは必ずやって来る……このままお兄ちゃんに甘えていれば別れの時の悲しみが増すだけだ」
お前ら「だから俺くん……俺とはもう関わるな……!」
俺「お、お兄ちゃん……」
お前ら「俺をお兄ちゃんと呼ぶなっ!」
俺「っ!」ビクッ
お前ら「……兄弟ごっこもこれで終わりだ」
俺「ま、待って……!僕を一人にしないで……!」
────お兄ちゃん……!
怖かった、終わりが
怖かった、失うのが
怖かった、悲しみが
だから、削除した
次回『記憶』
復元はまだ可能だ