受験の成否、就職の成否、失業、結婚、妊娠、離婚、葬式…
1人1人がその人の人生の主役だと言うのはまあそうではあるんだろう
でもそうであるからこそ他人は脇役じゃない、全ての人間が主役なら他人だって主役、脇役なんてこの世にいないんだ
ある人がある人の人生の共演者や脇役になるとしたらそれは同じ劇をやっているとかシリーズ物であるとかそういった場合だけ
現実世界でいえば会社では主役はリーダー、下っ端は脇役としておかないと不都合だし家族でも結婚して子供を作った後までも主役気分じゃいられない
でも一歩会社や家庭の枠を出れば他は他人さ、誰かが他人に対して脇役であることを強要できないし逆に他人により脇役であることを強要されるいわれはない
ある人にとって今日が激動の日であったとしても他人にとってはなんてことない平凡な日常なんだなあ
特に結びつきが強かった場合には共感を得られるのかもしれない
だけど俺にとっての激動の日を何の興味もなく過ごした人間が自分に何かあったときだけ俺に共感を求めてくるのはおかしいよなあ
ギブアンドテイクみたいな対価関係ではないけどさ、俺はお前に興味はないがお前は俺に共感しろって通る道理がないわ