独り言つぶやきスレ #666

666以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2016/05/07(土) 02:23:48.85 ID:ghWS6eiq

が長時間に渡って持続している場合、彼は死への拒否感を乗り越えたことになる。それならばもはや彼の苦しみは無くなっているはずだ。しかし苦しみが消えるとは限らないので、やはり死ぬことによって解決できる苦しみではなかったということになる。これによって、再入力を原因とした苦しみを自殺によって解決しようとするのは無意味であると分かる。短時間の自殺を実行する勇気が訪れる瞬間を待つか、直接の入力を原因とした苦しみが訪れるのを待つか、その他に自殺をする方法はないのだ。だから、自殺によって物事を解決しようとする試みは、健康な肉体を持つ者のほとんどが諦めなければならない。それよりも、苦痛の原因たる死の訪れに対する恐怖を無くさなければならないのだ」と言った。
雲飛は「それではどうやって死の訪れに対する恐怖を無くせばよいのでしょうか」と訊いた。
空洋は「それは難しい。私たちのうち、死を恐れない者たちは生き残って来れなかったために、今や誰もが生まれつき死を恐れるのだ。殆どの者は死を考えないことによって恐怖を和らげている。幸いなことに私たちは二つのことを同時に考えることができない。だから別のことを考え続ければそのような恐怖は入り込めなくなるだろう。また、恐怖を感じることを現象としてとらえることができるようになれば、それはもはや観察すべき対象になるのではないだろうか。私たちは結局の所、単なる動物であって子孫を増やすことができて安心すればよいのかもしれない。本当の所、私も死の恐怖に怯える一人であり、仏陀や孔子がどのようにして恐怖を克服したのか分からない」と言って雲飛を追い返してしまった。

このスレッドを全て表示


このスレッドは過去ログです。