おい、今度はちゃんとした怪談作ったぞ
友人の話です
その友人はかなりのオカルト好きでしてね、よく放置された病院だったり自殺の名所という所に行くんですね
友人が自殺の名所と言われている橋にいったときの話なんですが
やっぱり自殺出来ない様にしてるんですかね、左右両方に高い柵が立てられてるんですよ
それでも柵を上って飛び降りたり、破壊して飛び降りる人が居るみたいなんです
なんで知ってるかと言うと、その友人みちゃったんですよねぇ・・・柵を登って人が飛び降りようとしている所を
流石にオカルト好きな友人でもそのときはびっくりして「うおっ」って言ったそうなんです
でも他人の声なんて聞こえてないんでしょうねぇ、死ぬ直前ですから
友人は助けようと思って全速力で走ったけどギリギリ間に合いませんでした
でも何秒経っても水に落ちた音がしない、これはおかしいと思い破壊された柵の間から顔を覗かせたんです
そしたら目の前にさっき飛び降りた男の顔がありました、男の顔は水死体のように膨れ上がっていたそうです
その男が急に友人の頭を掴み引っ張ってきました
やばいと思った友人は頭を振り回して手を振り払い手が頭から離れたのと同時に頭を柵から引っ込めて走って車まで逃げたそうです
友人はすぐにエンジンを掛けて周りに人が居なかったのでかなりのスピードで家に向かったんですが
途中で事故に遭ってしまい頭に大怪我をしたんです
幸い命に別状は無くその友人は今でもオカルトが大好きでよく私を誘ってきますがこの話を聞いて行こうとは到底思えません