うまると大雨(2レス)
ザー!!
う(ひっど!天気予報士の嘘つき!ドヤ顔で 一日晴れとか言ってたじゃん)
う(丁度帰って来れたからいいけど、お兄ちゃん傘持ってるかな…)
う(お兄ちゃんのことだから折り畳み傘ぐらい持参してるよね?)
タ『……どうやって帰ろ』
う(いや、やっぱりうまるが迎えに行くべきか)
う(部屋着になったばかりなのに外用に着替えないといけないめんどくささ…)
う(重ねて着よう…)
う(そうだ、ウッフェフェ連絡せずに脅かせてやろう)
う(お兄ちゃん、きっとうまるの行動に感動して泣き出すかもしれない)
タ『うまる!?迎えに来てくれたのか!…あ~なんていい子に育ったんだ~…』
タ『大雨の中大変だったろ?よ~し、お兄ちゃんがお礼に欲しいもの全部買ってやるぞ~!』
う『やた~!!』
う「いける、これはいける!うまる冴えてる!」
―――――
ザー!!
う(……)
う(台風並みの雨だよねこれ…)
う(あぁ~髪乱れたあ~!)
う(お兄ちゃん絶対恨む!)
―――――
う(あ~死ぬかと思った…)
う(苦労した分集ってやらないと気が収まらないよ)
う(よし、大体この時間帯に帰って来るから丁度いいはず)
う(早く帰って来ないかな~)
う(あっ、ぞろぞろと電車から出てきた お兄ちゃんあの中にいるかな?)
う(……)
う(人の列が途切れた… 次の電車だったか)
う(しょうがない お忍びで来てる身だし待つか~)
――――――
う(うぅ~お外真っ暗になっちゃったよ~)
う(もう小降り程度になってるし、どう考えても行き損じゃん!)
う(残業あるならあるって事前に言ってくれればいいのに~…お兄ちゃんのばか~)
「お母さ~ん」
「はると?来てくれたの!?」
「お母さん傘忘れてると思って~」
「もぅ、お母さんのことは心配しなくていいのに」
「えへへ~」
「雨の中大丈夫だった?転ばなかった?」
「大丈夫だよ~ 僕風の子だもん」
う(お母さんが心配で迎えに来たんだ 偉いなぁ~)
「夜は危ないから手を繋いで帰ろうね~」
「は~い」
う(……)