月を殺いだ剣で
風を斬る
音は振動を止め
静謐に落ち
羽撃きが
和毛を散らす
名残惜しげに
ゆらりと
地へ
剣はやがて砕けるだろう
想いの前では儚く
散華するは遙か
いつかくる暁の
白き陽の葩の欠片
この想いの終焉の頃
月を殺いだ剣で
風を斬る
音は振動を止め
静謐に落ち
羽撃きが
和毛を散らす
名残惜しげに
ゆらりと
地へ
剣はやがて砕けるだろう
想いの前では儚く
散華するは遙か
いつかくる暁の
白き陽の葩の欠片
この想いの終焉の頃
星空の下で
僕等は願った
新しい明日を
変わりない日常とその変革を。
独り言のように
呟くことしか出来ないから
僕等はお互いに耳を澄ませる
大切な何かを
聞き落とさないように
今しかない
星の輝きのように
一瞬の煌き その想いを。
朽ちる空の音を君は聞いたか
其れは唐突に
或いは遙か過去からじわじわと
始まっていた
声は刹那
あれは祈りだ
言葉もなき叫び
慟哭は
声など知らなかった
叫ぼうとする咽喉は灼け付き
痛みに掻き毟ろうと
一音さえ、許されない
ただ空気の塊を吐いて喘ぎ
ひざまずいて
結局は気配を殺すように
息を潜めて細く細く呼吸するしかない
夜空には叫びが反響している
月よ、聞いているのか
もういつからか星は減り続けている
聖句を待つ敬虔な信徒ではなく
瞳を明けたばかりの赤子が見た
最後の星が墜ちる様を
嗚呼、空が最期る
朽ちる空の音を君は聞いたか
果てぬ慟哭を聞きながら
言葉無く聞いた
私の声は永遠に失われるだろう
ネットサーフィンしてたらあった