「ふぃぃぃ~~~。うう~む。少し楽ぅぅぅ~~~」
じゅじゅじゅー!ぼこぼこぼこ!ぐつぐつぐつ!
が、水はすぐに沸騰、
ぼこぼこ!ぼこぼこ!しゅしゅしゅーう!しゅしゅっぽー!しゅしゅっぽー!からっぽー!
と、瞬く間にすべて蒸発してしまったのである。
じゅば!ばおーう!ぷすぷすぷす!じゅう!
しかも飛び散った水は炎を上げて燃え上がり、黒煙となって消えてしまった。
水がかれると清盛は再びのた打ち回った。
「熱い~!熱すぎる~!前より熱いよう~~~!!」
「なんてことだ!」
宗盛は恐怖した。
「これは尋常な病気ではない。ひょっとして、たたりではあるまいか?」
重衡の顔を見て、思い当たることがあった。
「そうだ!これはお前が焼いた東大寺の大仏のたたりに違いない!きっとそうだ!この熱がりようは、お前に焼き殺された坊主たちの恨みの叫びなのだ!」
「え!オレのせい~!?」