性格
非常に目立たないタイプと云うのを通り越して、全ての言動が、くすんでしまったかのように、生き生きとした雰囲気を失っているタイプです。その原因の第一は、喜怒哀楽の乏しさに有ります。もう少し自由闊達な感情表現が出来ないと、行動力全体が活気を失うのです。但し、子供のようにはしゃいだり、詩人のように繊細になれ、と云っているのでは決して有りません。それほど迄に、自由奔放や繊細になる事は、一般社会人としては、むしろマイナス要因となります。ほどほどの感受性を求めている理由は、そこに有ります。それからもう一つ、通常の判断力や分析力に、かなり非合理的や現実無視的なものが多いタイプですので、もう少し現実的な思考方法を身に付ける事も重要でしょう。
恋愛・結婚
あまり華やかなロマンスは、聞けそうにも無いタイプです。冒険心も洞察力も我武者羅(がむしゃら)さも欠けていますので、出会い頭の猛恋愛と云うのは、ちょっと難しいような気がします。ほどほどの相手と結婚する事が出来れば、グズグズと小競合(こぜりあ)いは有っても、あまり華々しい大騒動は起らない世間並の夫婦に納まる可能性が、結構高いでしょう。
職業適性
芸能人や芸術家、文筆家、ジャーナリスト、政治家などには全く向かない性格ですが、社会の極く一般的な仕事に限って云えば、それ程大きな不適性条件を抱えている訳では有りません。ただ、自営業主や幹部社員になった場合などは、総合的な分析力や判断力の著(いちじる)しく不足している面が、重大な障害となる場合や、発想力や創造力の欠如が、企画宣伝、商品開発などの仕事を不可能にしている自分の実体と云うものを、正確に把握してかかる必要が有るでしょう。又、仕事に対する積極果敢さを常に忘れてはならないタイプです。
対人関係
何事においても、自分はそっと物陰に隠れて様子を見て居て、特別な危険も差し障りも無いと判ってから、初めてノコノコと出て行って、ほんの少しお零(こぼ)れに与(あづか)れば結構、と云うような姑息で消極的な態度を取り易いタイプです。こう云う状態では、人の支援や人気を得る事が大変難しい為に、何時まで経っても下積みの生活を余儀無くされる可能性が強いのです。そこの所をじっくりと考えて見る必要が有りそうです。