性格
感受性が鈍い為に、人の顔色や態度が読めず、人の心が皆目判らない為に尚、疑心暗鬼になって、神経過敏な気配りに翻弄されると云う、悪循環を繰り返す可能性の多いタイプです。貴方の性格が人に与える印象は、かなり根暗（ねくら）な冷たい感じで有る事は、否定出来ません。一口で云うならば、人生を心から楽しむ事の出来ないタイプなのです。そう云う暗い気持ちの捌け口を、何処かに求めて行く訳ですが、暴飲暴食、荒淫、パチンコ、映画、テレビ、ギャンブル、麻雀、覚醒剤など忘我性、密室性、逃避性、自虐性などの有る楽しみに向かう可能性の多いタイプです。以上の事を念頭に置かれて、健全で明るい雰囲気のある趣味や娯楽に向かわれる事を祈ります。各種のスポーツこそが、貴方の性格改善に、最も役立つような気が致します。
恋愛・結婚
結婚を人生の、単なる駆け込み寺的存在にしない事が大切です。結婚生活が無聊（ぶりょう）を慰める為の道具で有ったり、落ちこぼれた者同志が、互いの傷口を嘗め合う場で有ったりしても、それが決して悪いと云う事では有りませんし、夫婦の関係と云うものは、そう云う人生の或る時期の逆境を支え抜く為に必要な、大きな力を生み出す源だとさえ、云う事も出来ます。しかし、そう云う現象と云うものは、予期せぬ事態に於ける夫婦関係の効用なのであって、端（はな）からの目的が、そう云う退嬰的なもので有る場合には、結婚と云うものが持つ、本来の主旨に反する事は、云う迄も有りません。こう云うグラフ型のクールで萎縮した感情のタイプは、便宜上、そう云う妥協の仕方をする事が少なく無いので、十分に心すべきでしょう。
職業適性
芸能、芸術、文芸方面は殆ど無理でしょう。報道関係や企画宣伝、商品開発などの分野にも、余り適応性が無いでしょう。性格的に無難な職業は、公務員、一般事務、エンジニア、オペレーター、コンピュータ技術者、タイピスト、キーパンチャー、一般的肉体労働者などでしょう。宗教家、カウンセラー、ケースワーカー、教師、秘書、医師、看護婦（士）、保母（父）などで成功する可能性は殆ど無いでしょう。
対人関係
もう少し温かい心と、自由闊達な感情の持ち主に変貌する事が、全てに優先する、第一条件です。