これらの血液型から見えてくる大まかな性格の違いは、
およそ7万年前ほどに人類の総数が非常に減じた時、
それぞれ個別の隔離された母体集団が取った生存戦略の違いによるものだと言って良いでしょう。
A型の母体集団は、おそらくは農耕によって絶滅を免れました。
あらゆる尖った個人を廃して、一分の隙もない厳格なルールによる管理社会を作り上げることで彼らは生き延びました。
リスクヘッジと身分制度の申し子といえます。
B型の母体集団は、おそらくは遊牧によって絶滅を免れました。
多くの羊や牛や豚や鶏を引き連れ、人々を伴って餌のある、正しく冬を越せる山々を超え、
僅かなサインや環境の変化を見逃さず、より優れた地所を求めて渡りあるいてきた人びとは、
カオスの中から最善を見出す才能を持っています。
O型の母体集団は、おそらくは狩猟採集によって絶滅を免れました。
彼らは非常に優れた観察力、共感力を持ち、仲間や獲物の動き、心理に精通することができます。
プレッシャーに弱いのは、強力な猛獣の痕跡をみかけたら逃げることをためらってはいけないからです。
逆境に強く、ストレス耐性があるのは、狙った獲物を何日も何日も追い求めるためです。
彼らの凄まじい闘争心と、何者をも恐れない心が、貴方の中にも息づいていることでしょう。
そしてAB型は、そんな狩猟採集の技能を削りとった新人類。
共感もせず、観察もせず、心理に精通もせず、根性もないけれど、
そこに力をかけない分だけ、パソコンのような精密さで動く頭をもっているんですね。