怖い話貼ってけ #196

196以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/04/25(土) 17:27:56.40 ID:W5MWs22m

起きるなり、彼は、
「ああーーっ、疲れた。おれ、うなされてなかった?
揺すったでしょ。分ったんだけど、夢がさめないんだ。
これで4回目かな。同じ夢見たのは、、、
2階じゃ見たことなくって、いつもここで寝た時にだけ見るんだ。
おれ、何か寝言を言ってた?」
と、目をこすりながら、一気に話しました。
「うん、うん、、っていってたよ。」
船井さんが答えると、、、、
「そうか? おれ、うんう、、って、、、
自分では首を振ってたつもりなんだけどなぁ、、。
聞いてもらえる?」
そう言って、馬場君は夢について語り始めました。
馬場君が見た夢の要旨は次のとおりでした。



「気がつくと、座敷に座っている。
広い座敷で、30畳ほどはある。
電燈もなく、造りも古い。
時代劇のセットのようである。
しばらくすると、少女が現れる。
5・6才で、可愛らしい。
赤っぽい振り袖を着ている。
七五三参りに行く姿のよう。
髪もキチンと結ってある。
時代劇でなら、武家の娘という役がら。

少女が、
『おにいちゃん、あそんで。』
とせがむ。
遊んであげたいが、
<自分はここを動いてはならない。
動くと帰れなくなるかも知れない>
という不安感がある。
そこで、少女に、
『外で遊んできなさい』
と勧める。
しかし、聞き分けない。
『あそんで。あそんで。』
と、繰り返しせがむ。
しかたがないので、
<少しだけ、この場所で、、>
と思うと、それを察したのか、
少女はニコッとして、
持っていたお手玉を差し出す。
<さて、どうしようかな。>
そう考えながら、受け取ろうとする。

このスレッドを全て表示


このスレッドは過去ログです。