怖い話貼ってけ #192

192以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/04/25(土) 17:23:16.69 ID:W5MWs22m

「昨日、2階に居たら1階で物音がしたんで、「買物に行ってたヤツが戻ってきたかな?」と思って下へ降りてきたんだ。
そしたら、玄関のドアは開いてたんだけど、誰も居ない、、。よく見ると、近所の猫が入り込んでたんだな。
ところがそいつがなかなかつかまらない。ちょっと掴むと、必死で引っ掻いて抵抗する。この引っ掻き傷、見てみなよ。
そこで、窓を開けてやったんだな。ところが追い回したけど、猫は窓を無視するんだね。そして、そのうち、猫が玄関へ走ったんだ。「やった、出てくぞ、、、」そう思ったら、猫が変な行動をとったんだ。
玄関に降りるやいなや、ビタッと立ち止まって急に向きをかえたんだね。そして俺の足下をぬけて階段上がって、2階の窓から屋根越しに逃げたんだ。
で、さぁ、、、。
その、玄関での行動なんだけど、本当に変なんだよね。何か、目の前に恐ろしいものでもいて、あわてて引き返した、、、という感じなんだ。俺に追いかけられるよりは、よほど怖そうだったよ。」

この話を聞いた茅野君は、
「その猫、何かに操られてたんじゃないかなぁ。」
と、コメント。
私は、その話の間も、廊下を猫が行ったり来たりしている様な感じがしていました。
「その猫はたまたまそうなっただけで、普段は生きていない猫がうろうろしているみたいだね。」
私がそういうと、すかさず茅野君は、
「うん、今も廊下をふっと影が通った様な気がしたよ。」
と、意見が一致。
しかし、大切なのは、さっきの茅野君のコメントです。私は、茅野君の勘(感)を生かすつもりで、彼にたずねました。
「でも、本体は猫じゃないな。台所へ行ってみる?」
「いいや、今はよすよ。明後日は休みだから、明るいうちに来よう。」

この後、馬場君からもう少し話を聞き、新曲のデモを聞かせてもらい、台所には足を踏み入れず、午前2時ごろ帰途につきました。
茅野君を送った後、私は自宅へ戻りました。
「ん? 誰も居ないはずの弟の部屋でひとの気配がする、、、、。
電気をつけて、覗くと、、、やはりいない、、、、。
来たな、、、。」
私は、
「くるな!」
と強く念じ、気配が消えたのを確認してから床に入りました。

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