27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 16:56:07.92 ID:8Bp+h5fP0
そして便所と風呂から廊下を挟んで反対側に、もう一部屋和室があった。
和室には全身を写せる鏡と、その鏡の反対側の壁に小さな木箱が置かれていて、
木箱にはさっきの葛篭と同じく和紙の封筒のようなものが貼り付けてあった。
A「うわ、まただよ。なんなんだ?これ」
B「中身、見てみようぜ」
Bはまず木箱が開くのか試してみたが、開かなかった。
そしてビリッと和紙の封筒を剥がして、中に入っている紙を取り出した。
B「なんて書いてあるんだ?これ」
A「達筆過ぎて読めないな…」
そこにはミミズが這ったような文字が黒々と一行だけ書いてあり、
左下には何かをこすったような赤黒いシミが付いていた。