日本は今まで大きな問題が起きても、それをすべて「先延ばし」にして「後は野となれ山となれ」でやってきた。あるいは、見て見ぬ振りをしてやり過ごそうとしてきた。
政治家も、国民も、みんなそうだったのだ。見て見ぬふりをした。つまり問題に対して、全員が「無気力」に対応してきたということだ。問題が分かっていて、あれこれ議論をしても、問題解決のための実行が伴わないのであれば、結果的には「無気力」であったということである。
なぜ、これほどまで日本の抱える問題がこじれたのか。日本のすべての問題は、「無気力の蔓延」によって深刻化してしまったからだ。政治家たちも問題に取り組む前に、回避することを選んで来たこの日本はどうなっちゃうの?