おっさん「それじゃ、もうこんな悪どい商売やめてまともに暮らせよ?」
マサ子「うん……ありがとうシャチョサーン」
おっさん「……じゃあな」
マサ子「あっ待って!」
おっさん「……なんだよ」
マサ子「ワタシの本業……まだ言ってなかったヨ……」
おっさん「……本業?マッサージ屋じゃねーの?」
マサ子「マッサージの資格もなにもないヨ。正直ちょー適当ヨ」
おっさん「……まじ?」
マサ子「ワタシの本業は、針治療なのヨ。中国で唯一学んできた、本当に自信があるヨ」
おっさん「……」
マサ子「お金はいらない。せめてものお詫びの証として、受けていってもらえませんか?」
おっさん「……まぁ、タダならな」
マサ子「……ありがとうシャチョサーン」
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マサ子「それじゃ、今まで通り服脱いでネ」
おっさん「……」ヌギヌギ
マサ子「それと、立ったままこの枷はめてヨ」
おっさん「あれ、針治療って寝てやるものじゃないの?」
マサ子「中国は立ったまま、枷はめてやるんだヨ。針はとても繊細。一ミリもズレないように、枷はめるヨ」
おっさん「そうなのか……」
カチャカチャ
マサ子「あと、この台に立って足枷もして……と」
おっさん「……」
マサ子「あ、シャチョサーン。シャチョサーンは内蔵や目の病気ないよネ?」
おっさん「あぁ特にないが……」
マサ子「そう、それは良かったヨ」
マサ子「それじゃ、針治療始めるヨ」
おわり