安価でSS #26

26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/20(金) 02:13:20.77 ID:aEINFUtt

満子「えっえええぇえ!?」

チビ太「……駄目?」

満子(上目遣いかわいい……。で、でも展開が早すぎるよ……)

満子「ちょっと待ってちょっと。一回じゃあ、うち戻ろ」

チビ太「……」

ーーーーーーーーーー

ドアガチャ

満子「あ、帰ってきた」

珍子「おかえりなさい。もう一発しけこんできたのかしら?」

デ子「え……?」

チビ太「……」

満子「これは……」ボソボソ

珍子「まだ進展してないみたいね……」

満子「だいたい原因は分かってる。……デ子!」

デ子「な、なに?」

満子「あんたね、今を逃したら一生彼氏なんかできないよ。そのまま結婚もできず、社会からは『デカイ!邪魔!』と疎まれ、30後半で自殺!そんな人生でいいわけ!?」

デ子「さ、さすがにひどい……。てかなんで知ってるの」

珍子「まぁあんたらみたいなウブなタイプはね、大体予想つくのよ」

満子「近くの公園でお互いイジメられた過去を打ち明けて、チビ太君がコクった、こんなところでしょ?」

デ子「……盗聴してたの?」

珍子「だから私らほどの玄人になると分かるものなのよ!!物わかりの悪いデカブツだこと!!!」

満子「んで、デ子どうすんのよ。これは千載一遇のチャンスだよ?」

デ子「そんなこと言ったって私らはお互いのこと知らないし……」

チビ太「……」

珍子「身長が大きい、小さい。過去にイジメられた経験あり。これだけ知ってれば充分じゃないのよ!!まだ結婚するんじゃなしに、付き合うだけなのよ!?」

デ子「……」

チビ太「……」

満子「ほらデ子、答えてあげなってば」

デ子「あーもう!わかった、いいよ付き合う!」

チビ太「……本当に?」

デ子「えっ……う、うん」

満子「あ~あ、ここまで長かったわ~」

珍子「本当よねぇ。私なんて中学からよ中学から」

満子「さ、飲み直すぞー!」

デ子「……はぁ。今日ぐらいいっか。チビ太君、これからよろしくね……?」

チビ太「う、うん。こちらこそ……」



おわり

このスレッドを全て表示


このスレッドは過去ログです。