アレクシオス「『生きている子』の時も思ったが、お前ら何故そこまで仲が悪いんだ……」
ザイウス「まあ年齢が近い（ヴィーヴィは15歳）のに加え、出自が正反対のような感じですからねぇ
何より器用さが無いから、君とセレナくんのように軽口で済ませられないんでしょう」
アレクシオス「冷静な分析、痛み入るね……おい美濃！ あいつら止めるから手伝え！」
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かくして少々警戒しすぎたシナリオは、割とサクッと終わってしまったのでした……
そしてシナリオの頭で、ついに魔剣が最終段階まで馴染んだので、さっそく『魔剣工房』に
ブレッゼン「ほう、まさか本当に、向いていない魔剣をここまで使い込んでくるとは」
アレクシオス「ああ、全然適性が無いから、使ってもなかなか当たらないせいで苦労したけどな
適性が変わらないのは分かっているが、多少は使えるように鍛え直してくれんと承知せんぞ」
ブレッゼン「お前に言われるまでもない、キッチリ鍛え直してやるから一週間待っておれ」
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かくして一週間後（一旦宿に戻っただけ）再び『魔剣工房』を訪れると、何か妙な連中が
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セレナ「泥棒なのは分かりましたが、どうにも気の抜けた連中ですね……」
アレクシオス「つーかこの工房に、金目の物ってあったのか？ あの爺さん魔剣を直に作らないで
わざわざ鉄塊使い込ませるし、鉱石だって他所じゃ大した金にならないだろ？」
ザイウス「サンディさんの売っている防具類ならば、高く売れるのでは？ それに……」
アレクシオス「それに？」
ザイウス「君の使い込んでいた魔剣が、完成していれば」
アレクシオス「！！」
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