アレクシオス「（聖マテルの剣（by 百年は霧の色）は、吸血鬼化『病』には効果があったが、果たして
ヴァンパイアロードの手による吸血鬼化にも、同等の効果があるかは分からない
そもそも吸血鬼化病の進行が『止まった』のも、『病』という進行に時間が掛かるがゆえの
半人・半吸血鬼状態の所に、聖遺物の力で吸血鬼の部分の力が弱まり、逆に人間の部分の
力が高められて、偶然起きた現象の可能性が高い。何より、命を永らえる奇跡を起こせるような
聖遺物ではないとも言っていたしな……完全に吸血鬼化した彼女の親友に、効果は……）」
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アレクシオス「（不確かな希望を持たせるのも、酷な話だしな……それに聖マテルの剣の存在を知られると
トラン修道院、いやアリシアにまで聖北の手が伸びてくる危険がある……仕方ないか）」
セレナ「貴方としたことが、もしや寝不足ですか？ 昨日は罠を仕掛けて休むと言っていたのに」
アレクシオス「さあな……お前より若いんだから、一晩くらい徹夜しても平気なつもりだよ」
セレナ「そういう誤解を招くような事を言わないでください！ セレナ・クルフィオン19歳です！」
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依頼人の回想の中の親友、この時はまだ、本当にそうなるとは思ってもいなかっただろう
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アプリコット「いつの間にかそんな事してたんだ、兄貴は気付いてたの？」
アレクシオス「いや全然だ、案外俺よりも抜け目が無かったりするかも知れんな」
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ヴィーヴィ「へー、ふーん、可愛い女の子と森にデートに行ってた、あんたがそれを言うんだ？」
アレクシオス「オーケー、その話（by 薬草摘みのお手伝い）は仕事の後にしよう、依頼人も聞いてるし」
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応急処置の回数が丸々残ってる所に＋１回されたので、もう技能回数を気にする必要は無い
という事で、出てくる敵を片っ端から蹴散らして進む……逃げ失敗の被害のほうが面倒なのもある
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