二季「あれ、おいたんさんどうしてここで寝てるんです?」
おいたん「……関係ねーだろ」
二季「ひどいですね。一夜を共にした仲じゃないですか」
おいたん「変な言い方すんな」
二季「もしかして、おうち追い出されでもしたんですか?」
おいたん「……」
二季「へぇ、ということは同居人がいらっしゃったんですね。なかなか隅に置けない人だ」
おいたん「同居人っつーか……」
二季「まぁ僕にとっては好都合です。劇団に入ってくれれば、こちらで住まいを提供しましょう」
おいたん「……」
二季「家具も全てお好み通りに揃えます。もちろん食事も」
おいたん「……」
二季「どうです?」
おいたん「……」
おいたん「あーっ、もうわかったよ。ただし気に入らないと思ったらすぐに辞めてやる」
二季「ありがとうございます、では早速参りましょうか」
おいたん「いや、ちょっと待ってくれ……」
二季「……?」
おいたん「公園のみんなに挨拶……」
二季「公園のみんな?何言ってるんですかおいたんさん、僕ら以外には誰もいませんよ」
おいたん「……」
二季「ほら、はやく行きましょう。あなたには次の講演から出てもらいたい」
おいたん「あぁ……」