露店商「ヘイラッシャイ」
太郎「……飯が欲しい」
露店商「見合う対価は?」
太郎「なにもない……」
露店商「はぁ?……舐めくさってんじゃねぇぞ汚ねぇ犬が!バキッ」
太郎「ぐぅ……!た、頼む……どうしても食い物が必要なんだ……」
露店商「ふんっ出ていきな。金もねーやつに売るものなんてねーよ」
太郎「頼む……!この通りだ!何でもする……何でもするから、頼むから飯をくれ……」
露店商「ほう……?何でも……ねぇ?じゃあやってもらおうじゃねーの!!」
太郎「な、何をすればいいんだ?」
露店商「あそこの家のマダムの『お相手』をしてくれりゃいい。報酬は缶詰め二つだ」
太郎「なっ!?少なすぎないか!?」
露店商「嫌なら帰んな。こっちだって少ねぇ仕事回してやってんだ。感謝されこそすれ、文句を言われる筋合いなんかねぇよ」
太郎「わ、わかった……」スタスタ
露店商「ククク……あのマダムを相手に、何秒持つかな……?」