たこ焼き「やっぱりか……」
ギュッギュイイイイインッ
た子「えっ……!?」
た子「胸が……小さくなって……!鏡ッ!!」
た子「やだ……ちょっと不細工になってる……」
たこ焼き「……すまん」
た子「どういうことっ!?なんで……なんで私の姿が少し元に戻って……!?」
たこ焼き「……俺のせいだ」
た子「……!」
たこ焼き「俺が腐ってるから、効能も腐ってきたんだ……」
た子「そんなッ!?私はあんたを信じてた!信じてたのに……!」
た子「こんなのって……ひどいッ!!」ダッ
たこ焼き「た子ッ!」
ドアバタン
たこ焼き「た子……」
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た子(ひどい……!せっかくスーパーモデル並の顔とスタイルになったのに……!)
た子(リア充ライフを満喫できてるのに……!)
た子(前の私になんて、戻りたくないッ!!)
た子「そ、そうだ、もう何もかも忘れよう……!もうアイツの顔なんて見たくもないっ!」
PRRRRRR
た子「あっもしもしィ?うんアタシアタシぃー!ねぇ今日からちょっと泊めてくんない?うん、うん、あーそうだねぇ、1回2万ならいーよぉ」
た子「うんわかったぁ、じゃあ今から行くねー」
た子「これで……アイツのことを忘れられる……」
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たこ焼き「……」
『私はあんたを信じてたッ!!』
たこ焼き「……」
『こんなのって……ひどいッ!!』
たこ焼き「……すまない」
たこ焼き「俺も知っていれば、こんなことにはならなかった……う、ガハッ!」ベチョッ
たこ焼き「……た、たこが出てきやがった……」
たこ焼き「こりゃいよいよ、俺も寿命かもなぁ……」
『本当に、あんたには感謝してる。私の人生を変えてくれた……』
たこ焼き「……俺の意識が完全に途絶える前に」
もう一度その顔、見たかったなぁ……