2回→2階です
ぐるっと回った形の階段を半分程降りるとリビングが見えるようになるのですが、リビングが私の視界に入った瞬間
声は消え
明かりも消え
目の前には真っ暗なリビングと静まりかえった廊下
背筋が凍るという体験を初めてした瞬間でした。
あ、父さんじゃない。おかしい。何かがいる。
と思いながらとりあえず電気をあちこちつけてしっかりトイレは済まし、逃げるように2階へ戻りながら自室の隣にある父の部屋を見ました。
部屋でDVDでも見てるんじゃないかと思ったのです。
ドアの隙間からは明かりは漏れておらず、それまで全く聞こえなかった盛大なイビキがいつも通り響いていました。