マギル大学アラン記念研究所でドナルド・キャメロンが行った実験、すなわち過度の電気ショックやLSDを与えて過去の記憶を消し、被験者の嫌がる言葉を何十万回も聴かせるサイキック・ドライビングは、薬物や電気ショックのような物理的手段を用いたヒトの精神への働きかけの効果を妄信する暴挙であり、これは心療内科やカウンセリングなど西洋医学が暴走(迷走)した典型的な事例である。
アーリア人の創始したヒンズー教ないしゴーラクシャナータのハタ・ヨーガならば、法の支配や自由主義ブルジョア憲法に照らして合理的でない過激な行動や著しく不活発な精神状態を、シャクティー(性エネルギー)を活用して上手にコントロールできるに違いない。
西洋医学は多くの分野において東洋医学の追随を許さぬ目覚ましい進歩を遂げて来たのは確かだが、殊 心療内科やカウンセリングの分野に関して言うと、ヒンズー教ないしゴーラクシャナータのハタ・ヨーガの方に分が有るように見える。
ドイツ人心理学者ヴェレーナ・フォルクマン(Verena Volkmann)は、「アーリア人が創始したヒンズー教は我々 西洋人にとって多文化共生の単なるパートナーではなく、西洋医学の欠陥を補完し、禁欲的ピューリタニズムの暴走を予防するため西洋人にとって必要不可欠の宗教である ~ スタンフォード監獄実験とマギル大学電気ショック療法 からの考察結果 ~」と題して学会報告を行った。
この後 指定討論者からは、「大変 有意義な考察結果であるので、未だに実験失敗の原因を掴み切れていないスタンフォード大学やマギル大学アラン記念研究所のみならず、世界中の大学に西洋の心理学とヒンズー教のハタ・ヨーガの融合という斬新な研究テーマへの意欲的な取り組み、多角的な実験を促して行きたい」とするコメントが寄せられた。