元プロボクサーの小番一騎被告(25)は今年8月、東京・港区で、弁護士の男性(当時42)の局部を枝切りバサミで切断し、ケガをさせるなどした罪に問われている。
28日の初公判に、上下黒のスーツと白のワイシャツを着て現れた小番被告は、「間違いありません」と述べ、起訴内容を全面的に認めた。
裁判では検察側が冒頭陳述で、被害者の男性弁護士と小番被告の妻との間のメールのやりとりを引用して小番被告が犯行に至った経緯や動機を詳細に述べようとした。しかし、裁判官が「内容が詳細過ぎる」としてそのまま読み上げることを制限したため、検察側が冒頭陳述をせずに初公判が終了する異例の展開となった。