インド北部ウッタラカンド(Uttarakhand)州で、身分制度カーストの最下層ダリット(Dalit)の男性が製粉機を使ったことに腹を立てた教員が、口論の末、ダリットの男性を斬首した。警察当局が7日、述べた。インドではダリットの人たちへの攻撃が後を絶たない。
PTI通信によると、容疑者の教員は、ダリットのソハン・ラムさん(35)が製粉機を使ったことに腹を立て、製粉機を「不浄」にしたと非難したという。
インドでは「不可触民」という考えが違法化されているものの、今でも一部のヒンズー教徒は、下層カーストの人との接触が不浄をもたらすと信じている。
警察本部長のスクビル・シン氏はAFPに「ソハン・ラムさんは製粉機を使ったことによりののしられ、それに抗議したところ、鎌で襲われた」と語り、「容疑者を逮捕した」と述べた。
http://www.afpbb.com/articles/-/3103660?act=all