楽天株式会社は14日、同社の新社屋「楽天クリムゾンハウス」(東京都世田谷区)を報道陣に公開した。
東急田園都市線・東急大井町線の「二子玉川駅」に隣接されている複合施設「二子玉川ライズ」内にあり、延床面積は6万3449.51平方メートル。地上30階・地下2階建てのオフィス/ホテル棟のうち、地上2階から27階までが楽天の 専有フロアとなる。現在、楽天市場など一部スタッフが移動中だが、9月下旬には引っ越しが完了する見込み。
報道関係者向けお披露目会に登壇した楽天株式会社代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏は 、「単なるオフィスの引っ越しではなく、経営のやり方、従業員の働き方に革新的な流れを作 りたい」と述べ、「創業者精神をいかにキープするか、それを実現するための仕組み」を取り入れているとした。世界のどこからでもミーティング可能なシステムや、従業員の生活面に一歩踏み込んだ手厚い福利厚生により、従業員が仕事に集中できる環境を構築している。
社屋デザインは、楽天のチーフクリエイティブディレクターを務める佐藤可士和氏と、三木 谷氏が議論を重ね、シンプルさと快適性を追求したものになっているという。
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楽天株式会社代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏
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楽天クリムゾンハウス(6月22日付プレスリリースより)
◇「朝会」会場は座席数2000、楽天市場のデザイナーズ家具をそろえた会議室も
ミーティング/セミナー向けの設備として、 楽天創業以来毎週1回行われている全社員参加の情報共有ミーティング「朝会」の会場、Eコマースビジネスのノウハウを提供する楽天大学のほか、Wi-Fiやビデオ会議室、スクリーンやモ ニターを完備した来客用会議室を公開した。
朝会会場は約2000席の座席を用意しており、 毎週火曜日朝8時から朝会を実施。ビデオ会議システムで国内外50カ所以上の拠点にライブ中継されるという。また、来客用会議室に配置された机や椅子は、楽天市場で家具を扱う約20店 舗から購入。「日本の匠」や「世界の一流品」をテーマに、各店舗が選んだ家具が並ぶ。
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毎週火曜日朝8時から行われる「朝会」の会場。約2000席分用意されている
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毎週火曜日朝8時から行われる「朝会」の会場。約2000席分用意されている
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朝会会場の登壇席手前は主に役員などが座る
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会議室は「楽天市場」で家具を扱うショップから椅子・机をセレクト
>>2以下に続きます。