「私たちは屈しない」 米“ジャズの都”、巨大ハリケーンから10年
1500人以上が犠牲になった超大型ハリケーン「カトリーナ」の上陸から10年を迎えた米南部ルイジアナ州各地
で29日、追悼や記念の行事が開かれた。
市域の8割が水没する被害を受けた同州ニューオーリンズのランドリュー市長は追悼施設での式典で
「私たちは互いに助け合ってきた。ニューオーリンズは(水害に)屈しない」と演説した。
「ジャズの都」として知られるニューオーリンズは、観光客の増加で経済が持ち直す一方、
貧困層の黒人が復興から取り残されていると指摘される。
黒人住民が多い市内の貧困地区「第9区」では29日、かつて決壊した運河の堤防に住民らが集まり、犠牲者を悼んだ。
オバマ大統領も27日に訪れたが、現地は空き家が目立つ。
同様にカトリーナに見舞われた隣のミシシッピ州でも追悼行事が開かれ、メキシコ湾岸に近い教会の鐘が鳴らされた。
ソース
http://www.sankei.com/world/news/150830/wor1508300015-n1.html