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Lenovoの発表によると、デスクトップPC版のLSEは、PCのシステムモデル、地域情報、日時、固有のシステムID情報を、初回起動時の1回のみサーバーに送信すると のこと。これに対して、ノートPC版のLSE は「OneKey Optimizer(OKO)」と呼ばれ るLenovo独自のプリインストールソフトウェアをインストールする機能を持ち、OKOによってシステムのメンテナンスなどが実行されるとのこと。
問題はOKOのシステムに安全性に欠点があること。2015年4月にセキュリティ研究者のロエル・ショウエンバーグ氏が、 MicrosoftとLenovoに対して「バッファーオーバーフローや安全でないネットワーク接続が可能である」などのセキュリティ問題についての報告を行い、LenovoはL SEのインストールを一旦停止して、2015年6月に影響を受けるノートPCの一覧とLSEを停止する方法を発表しました。
LSE・OKOがどのような挙動を示すのかについては、Ars Technicaのオープンフォーラムでge814氏から報告が挙げられていま す。ge814氏によると、Windows 7やWindows 8ではOS起動時にBIOSがシステムファイル「C:\Windows\system32\autochk.e xe」がMicrosoft純正のものかLenovo製のものかをチェックし、もしLenovo製のものでなかった場合は「C:\Windows\syste m32\0409\zz_sec\autobin.exe」に移動して、Lenovo製の「autochk.exe」に上書きするとのこと。
その後、Lenovo製の「autochk.exe」は「 LenovoUpdate.exe」「LenovoCheck.exe 」という謎のファイルをsystem32ディレクトリに書き込み、インターネット接続が確立された時点でいずれかのサービスを実行するとのこと。なお、ge814氏はこれら2つのサービスが何をしているのかはよく分からないとした上で、「http://download.lenovo.com/ideapad/wind... 2_oko.json」という、SSLを使わない通信を行うコードを読み込むことを確認したと報告しています。
以上です。
ソース
http://gigazine.net/news/20150813-lenovo-service-engine/