インターネット上の仮想通貨「ビットコイン（ＢＴＣ）」の取引所を運営していた「マウントゴックス」（東京、破産手続き中）から大量のＢＴＣが消失した問題で、マウント社のマルク・カルプレス社長（３０）がＢＴＣ取引の口座で水増しした残高と帳尻を合わせるために、決済用の米ドルの口座の残高を不正操作していた疑いがあることが１日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は同日、私電磁的記録不正作出・同供用容疑で社長を逮捕する方針。
捜査関係者によると、マウント社はＢＴＣの売買の決済をドルで行っていた。社長は社内に開設したＢＴＣの取引専用口座で水増しした残高と、売買決済用の口座のドルの残高が合致するよう操作した疑いが持たれている。 警視庁は検察当局と協議を重ね、ドルの残高を水増ししたことについて、私電磁的記録不正作出・同供用容疑の適用が可能と判断したとみられる。
ソース
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco&k=2015080100041