福岡県は14日朝、同県豊前市のミカン園の一部の畑を強制収用する行政代執行に着手した。
東九州自動車道の事業用地として、県や西日本高速道路(ネクスコ西日本)が明け渡しを求めていたが、
「工事で地下水脈が分断されると、ミカンの栽培が続けられなくなる」とするミカン園主の岡本栄一さん(69)が応じなかった。
作業は同日中に終了する見通し。
岡本さんはミカン園中腹にある資材小屋の中にいたが、午前11時、職員ら4、5人に抱きかかえられて強制退去させられた。
支援者1人は、強制収用を見越してミカン園の農業用倉庫のそばに建てた櫓(やぐら)に朝から上り、抵抗を続けた。
作業員十数人が取り囲み、「すみやかに下りてください」と何回も呼びかけた。
ソース
http://www.asahi.com/articles/ASH7F3D1BH7FTLLS001.html